DLR 眠れる森の美女の城
WDW シンデレラ城
今年中にもう一度オーランドへ!一度きりの人生です。たまにはちょっと無茶な旅も必要かもしれません。
旅行期間 | 2005年8月16日(火)〜2005年8月22日(月) 5泊7日 | ||
往 路 | 16日 デルタ DL7871便 14:55 成田発→8:55 ロサンゼルス着 *大韓航空共同運行便 | ||
移 動 | 18日 デルタ DL2062便 22:25 ロサンゼルス発→翌日6:15 オーランド着 | ||
復 路 | 21日 デルタ DL1512便 6:55 オーランド発→8:35 アトランタ着 | ||
デルタ DL55便 10:25 アトランタ発→翌日13:25 成田着 | |||
宿 泊 | 16日、17日: トロピカーナ・イン&スイート アナハイム(アナハイム:グッドネイバーホテル) 19日、20日: ディズニー・オールスタースポーツ・リゾート(オーランド:ディズニー直営ホテル) |
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手 配 | 楽天トラベル | 航空券購入(PEX航空券:デルタスカイ28) | |
ミッキーネット | ホテル予約 |
【きっかけはTarzan Rocks!】
GWのWDW旅行の片付けもまだ済んでいなかった5月の中旬のこと。もはや日課となったミッキーネットの掲示板チェックをしていたママがショッキングなニュースを発見する。我が家の一番のお気に入りアニマルキングダムの「Tarzan Rocks!のショーが2006年のはじめに終了してしまう」というのだ。来年もまたGWにオーランドに行きたいとは考えていたが、その時にはもうショーは終わっている。そう今年のGWに観てきたあのTarzan Rocks!が、このままでは最後になってしまう。どうにかTarzan Rocks!をもう一度観たい。終わってしまう前に、もう一度オーランドに行くことはできないだろうか。これがこの急な再訪の旅のきっかけだった・・・。
とは言えオーランドとなると、金銭的にも、スケジュール的にもそう簡単には再訪を決定できない。まず2006年はじめまでで、家族でまとまった休みが取れるのは、夏休みか年末年始に限られてしまう。しかし、GWに続いて夏休みというのはあまりに間隔が近く、更に現地もバケーションシーズンで混雑が予想され、厳しい暑さにハリケーン襲来という天災のリスクも考えなければない。一方、年末年始はパパの仕事の都合で、12月の間際にならないとスケジュールが組めそうにない。しかし、12月になってからでは、年末年始のピーク時期の旅を手配するというのは恐らくムリだろう。いずれにせよ、旅費の面ではピーク料金は避けられそうにないが、そんなに散財してしまっていいのか・・・?
いろいろとスケジュールや予算面の可能性を調査している中で、「今年はお盆休みの8月15日以降のツアー料金がかなり安く設定されている」ことが判明。8月5日頃から8月14日までの出発がピーク料金で、それ以降の出発は曜日のならびのせいなのか例年に比べてかなり安く設定されているのだ。しかも、今年のパパの会社の夏休みは、お盆後半の8月13日から8月21日。8月15日に出発すれば会社を1日も休まなくても夏休みをフルに利用して5泊7日の旅が可能で、且つピークを過ぎた夏休みとしては安めの旅ができそう。
思いのほか夏休みとしては高くない旅ができそうなことが分かり、がぜんその気で本格リサーチを行うとデルタ航空のPEX航空券が安く出てきた。子ども割引きこそないが、8月15日出発で一人11.5万円。1ヶ月を切る直前になればもう少し安い格安航空券が出てくるかもしれなかったが、この時期に買えるPEX航空券としては他社に比べてダントツに安い。
このデルタの料金ならば、ホテルは1泊1万円くらいとしても、ほぼ総額でGWの旅と同じくらいの予算で旅行ができそうだ。5月に引き続いて連続となるオーランドではTarzan Rocks!が観られるだけで良いので、どうせなら50周年のロサンゼルスの本家のディズニーランドにも行けないかと周遊についても調べてみる。するとロサンゼルスからオーランドへ周遊しても同じ料金で航空券が手配できることが分かった。しかも、ロサンゼルスからオーランドまでは深夜便が運行していて、体力的にはきついけれど移動時間を無駄にせずに移動できる。これで決まった。
【航空券手配】
デルタ航空についてはあまり馴染みがなかったのでネットで情報を集めてみると、@アメリカでもTOP3の大きな航空会社であるが、現在日本には成田〜アトランタ間の1日1便しか就航していないこと、A日本語の予約サイトがなく日本から直接オンラインでチケット購入することができないこと、B機内ではアルコールのサービスが有料であること、Cマイレージはスカイチームに属しノースウエストなどと提携していることなどが分かった。こういうリサーチをしてみると本当にインターネットは便利だと実感してしまう。本当はマイレージを考えるとユナイテッドを利用したかったが、この時点での料金の差があまりに大きく断念。デルタのマイルを貯めるのは難しいのが、提携のノースウエストのワールドパークスに100%加算できるので問題なし。
最終的には、8月15日発の便が満席だったので、8月16日成田発の8月22日帰国の5泊7日でロサンゼルスとオーランドの周遊に決定。直接のオンラインでの購入はできないので、デルタの航空券を取り扱っていた数社の手配会社から「楽天トラベル 」に発券をお願いした。正規のPEXなのでどこも料金は同じだったが、「楽天トラベル」なら購入金額の1%の楽天スーパーポイントが付くので、実質的にその分だけ割引になったのと同じであり一番おトクだったのだ。
【ホテル手配】
ホテルの手配は、GWに引き続きミッキーネットさんにお願いする。アナハイムのホテルについては、記憶は薄れてしまっているがディズニーランドホテルに10年前に宿泊した経験があったので、ディズニー直営ホテルへのこだわりはない。ミッキーネットさんにお任せして勧められたトロピカーナ・イン&スイートにした。パークにもほど近く徒歩圏内にあり、2004年に改装され冷蔵庫やレンジの設備も揃っているらしいので寝るだけには十分。軽い朝食もサービスされるらしいので、少しだが現地出費の節約にもなる。3日間のパス付きのグッドネイバー・マジック・パッケージで予約をお願いした。
オーランドの2泊は、バリュークラスのホテルから今回はオールスタースポーツを選んだ。オールスターの中ではムービーが一番人気だが、ムービーは2003年に泊まっているのでこだわりはない。それよりもバスの巡回の順番を考えてスポーツにした。(スポーツが一番手前なので乗るのも降りるのも一番最初。ムービーはいずれも最後。)
支払いは、パッケージとなるアナハイム分は予約時に申込金として$200払い、残金を出発1ヶ月前までに全額支払う。一方、素泊りのオーランド分は、予約時には1泊分だけを申込金として支払い、残金は現地払いとなる。
[予約時の旅費内訳]
項 目 金 額 備 考 航空券 \345,900 \115,300@3人(大人、小人同額)
PEX航空券:デルタスカイ28空港利用料ほか \24,960 成田=\2,040@3人
米国=\6,280@3人ホテル代(アナハイム2泊) 約\77,050 $670.04×約\115
グッドネイバー・マジックパッケージ(3日間パス付き)ホテル代(オーランド2泊) 約\25,730 $99.0/泊×2泊×13%税×約\115
素泊り合 計 \473,640
参考ツアー価格:ルックJ○Bマイセレクト「ウォルト・ディズニー・ワールド7日間」8/16発
オールスターリゾート泊基本料金 大人ひとり \169,000(空港利用料別途、素泊りパスなし)
【ムスメに内緒で】
この旅のことは、実は「出発当日までムスメには内緒」にしていた。予約直後こそは、昨年末と1月の旅行に行けなかった前科のある我が家のムスメに余計なプレッシャーを掛けないための作戦だった。しかしながら、7月末に温泉旅行に出掛けたこともあり、続けてムスメにアメリカ旅行を公表するタイミングを逸してしまった。ならば当日までいっそ内緒にしてビックリさせてみるのも面白いかなと思い、身内にも協力を求めてムスメに内緒で旅支度を整えたのだ。
「またオーランド行きたいね!」とか「Tarzan Rocks!が観たいねー。」などの会話が日頃から家の中で交わされていたので、ムスメとしてもそのうちまた行くだろうくらいは感じていたとは思う。が、さすがにいきなり今日出掛けるとはまったく思っていなかったようだ。出発当日、ふつうに起床して朝食を済ませた後、だらだらしていたムスメにこれから出掛けるからさっさと着替えて支度するよう声をかける。不思議そうに「ホント?どこ行くの?」と尋ねてくる。「ディズニーランドだよ。」と何食わぬ顔で答える我々夫婦。「ホント?」まだ疑うムスメ。いずれにせよ、TDLかTDSとしか思っていない。「本当だよ。さあ荷物を玄関まで運んで!」と言って部屋の奥から、前夜のうちに荷造りが終わっていたスーツケースを運び出す。「エッ!嘘でしょ。」まだまだ信じない。「本当だよ。オーランドにTarzan Rocks!を見に行くんだよ。」「カリファルニアのディズニーランドにも行くよ。」ここで、きちんと説明してムスメもようやく納得。どこの会社の飛行機乗るの?怖いからJALじゃないよね?ホテルはまたPOPがいい!とか一気に興奮してうるさい。これは家を出発するほんの10分前の出来事だった。
【自宅出発〜成田空港離陸まで】
出発は14:55成田発の便なので十分余裕はあったが、9時過ぎに自宅をマイカーで出発。たとえ夕方発だろうが自宅で待っていても仕方ないので我が家では準備ができ次第、早々に空港に向かうのが通例だ。自宅からの移動や空港での時間のすごし方も含めて、旅はすでに始まっておりいつもこれも楽しんでいる。
10時過ぎに東関東自動車道の酒々井PAに到着。ここでテナントに入っているキムラヤのおいしいパンを食べながら小休止するのが我が家の海外旅行の時の定番になりつつある。30分ほど休憩してから、今回も車を預けるオレンジパーキングへ向かう。出発時は駐車場預けのバス送迎、到着時は空港返しのプランで7日間で3,675円で1ヶ月ほど前に予約を入れていた。オレンジパーキングの駐車場は車がいっぱいだったが、この日到着のお客さんが多かったようだ。受付をしてからさほど待たずにワゴンで我が家3人だけで第1ターミナルへ送ってもらった。
今回はデルタ航空利用だが出発便はコリアンエアー(大韓航空)との共同運航便で、コリアンエアーの機材を利用するので、チェックインはコリアンエアーの方のカウンターですることになっていた(ちなみにデルタ航空のカウンターは第2ターミナルにあり、到着時のターミナルは第2ターミナルになる)。チェックインしたのは11時30分頃。コリアンエアーはエコノミークラスの場合は、PEX航空券でも航空券購入時の座席指定ができない仕組みだったので、家族3人の並びの席を確保するためにも早めにチェックインしたいと考えていた。出発便は満席だったが、お陰で無事に窓際の3人並びのシートを確保することができた。長時間のフライトでは同行者と座席がバラバラになってしまうと何かと不便だし、せっかくの旅なのにつまらくなってしまうので、やはり早めのチェックインは大切だと思う。
チェックインして搭乗券を受け取った後は、現地での現金用にドルの両替を済ませ、その後は空港ラウンジで1時間近くのんびり。売店を覗いたり、見学バルコニーで飛行機の離発着をちょっと見た後、13時頃には手荷物検査と出国審査を通過。搭乗ゲート前でふたたびのんびり。まだ、利用する便の機体は、成田へ到着していなかったようで、搭乗ゲート付近はまだまだ閑散としていた。しばらくすると出発便のクルーが集まってきた。ひとつ前の出発地から成田への到着が少し遅れていたようで、離陸予定時刻の30分ほど前の機内に入れるような時間になるまで、我々乗客と同じように待合いの席で機体の到着を待っていた。往路のロスまでの大韓航空便には、韓国人スタッフに加えて、日本人のCAが5人ほど搭乗するらしく、ハングルで機内での役割分担を打ち合わせていた。この後、14:30に機内への搭乗の案内が始まり、ほぼ定刻に我が家3人を乗せたコリアンエアーKE001便(デルタDL7871便)は無事成田を離陸したのでした。
オレンジパーキングさんの受付 | コリアンエアーの チェックインを待つ行列 |
空港ラウンジでママはビールをGET |
第1ターミナルの出発ボード (★クリックで拡大★) |
閑散とした搭乗ゲート 出発間際はすごい数の人でした |
ブルーの機体が鮮やかな コリアンエアーのB747-400 |
【コリアンエアーの機内とサービス】
年末に乗るはずだったコリアンエアーに初めて乗った。もっとも本来デルタの航空券を購入して共同運航便での搭乗なので、ちょっとイレギュラーなケースである。ロスまでの運行機材はB747-400でエコノミークラスは3-4-3の座席の並び。我が家は翼のあたりの窓際の3人ならびの席。
結果的に今回コリアンエアーに乗れてとても良かった。機内食も美味しかったし、サービスの対応もよく好印象。また、デルタの運行便ならば国際線でもエコノミークラスはビールなどのアルコールは有料だが、コリアンエアーでは無料サービス。日本人乗務員も多かったし、韓国人の乗務員の人たちも簡単な日本語は話せそうだった。
シートバックTVがないことなど若干のハード的な遅れは感じたが、ロス到着間際には入国審査と米国内への持ち込み物の申告にかかわる申請書類の記載内容のチェックまでしてくれ、とてもサービスがよいと思った。
ディナーと朝食の間には軽食としておにぎりも配られた(食べてしまったので写真はなし)。
【ロサンゼルス空港からホテルへ】
ほぼ定刻にロサンゼルス国際空港に着陸。ロサンゼルス国際空港といえばちょうど10年前の新婚旅行のときの初海外旅行でのハプニングがどうしても思い出されてしまう。それは・・・・。
(以下10年前の回想)
ラスベガスまでの乗継ぎでロサンゼルス空港に降りたったのだが、ちょうど国際会議か何かがあって空港がひどく混雑していた。そのため入国審査が長蛇の列で時間が掛かり、やっとツアー会社の現地係員のところにたどり着いたときには、乗り継ぎ便の出発時間の10分前になっていたのだ。おかげで空港内の移動用シャトルを利用してターミナルを移動する時間がないからと、乗り継ぎ便のターミナルまで相当な距離を走らされる。どうにか乗り継ぎには間に合ったが夫婦で席はとんでもなく離ればなれにされるし、ロスで預け直したスーツケースはラスベガスまで一緒に届かない。さらに夜ホテルに遅れて届いたスーツケースの一つは、何者かがこじ開けようとしたらしく、カギは壊され、スーツケースベルトは盗まれ無残なありさまだった。
今となっては、初の海外旅行だったのに当時の下調べや準備が不足していた感は否めないのだが、新婚旅行初日からとんでもない思いをした記憶は鮮明に残っている。
そんなことも思い出しながら因縁の入国審査へ向かったが、列は10組くらいであっさり通過。今回は食べ物や飲み物を日本から持参してたのできちんと税関に申告したが、機内でコリアンエアーのCAさんに申告書を確認してもらった際に申告書の裏面にライス、スナック、ドリンクなどの明細を記入してもらっていた。このため特に検査レーンで持ち物に関する質疑や検査を受けることもなく、ここもあっさり通過することができた。
荷物を整え直して、到着ターミナルの周回道路に出た時刻は9:30。アナハイムまでの移動に利用を予定していたエアポート・バスを周回道路のグリーンサインの下の乗り場で待つ。しかし、事前にHPで調べていたエアポート・バスの時刻表の通りなら、次のバスは10:00まで待たなければならない。
15分ほどグリーンサインの下で待っていると、Mickey's Space Ship Shuttleという会社のシャトルバンがバス乗り場付近に停車し、運転手がアナハイムに行くならこっちを利用した方が早いし、うちが一番安いよみたいなことを話しかけてきた。どうしようかなと少し考えたが、アナハイムまでの移動手段としてシャトルバンのことも、ミッキーネットさんの掲示板などである程度予習していたので思い切って利用してみることにした。バンの車体には会社名が大きくデザインされていて、アナハイム行きのバンだとはっきりと分かるし、何よりも同じデザインのバンをバス待ちの間に何台か見かけたので明るい時間帯ということもあり大丈夫だろう。料金もバンの窓に大きく表示されていて、大人がひとり$15、小人が$10の家族3人で合計$40。ちなみにエアポート・バスの場合は、往復なら大人$28、小人$20と更に安いが、片道だと大人$19、小人$16なのでバンの方が安くなる。時間を効率よく使えるメリットを加味したら、シャトルバンも十分利用するに値すると思った。
同じバンには我々家族以外に外国人のファミリーが2組乗車していた。ロス空港から40分くらいでホテルに到着。帰りも利用する場合は前日までに電話でピックアップ時間の予約をするよう、バンの運転手さんが会社の連絡先が書かれたカードを渡しながら説明してくれた。しかも、帰りも往復で利用する場合には大人もひとり$10でいいとのことだった。Thank you!とにっこりお礼をいいながら、電話か・・・・・当然英語だよなって。ちょっと引きつってしまったかな。
10:30にホテルフロントにチェックイン。ミッキーネットさんからメールで送られてきた予約確認書のアウトプットをみせるが、ホテル名が入っておらずちょっと焦ったが、どうにか確認がとれOK。グッドネイバーのパッケージ一式をフロントもらい受領書にサインする。部屋には15時以降にならないと入れないとのことなので、ロビーで受け取ったパッケージの中からパークチケットを確認し、スーツケースなど不要な荷物をフロントに預けると、50周年で賑わうパークに眠くて疲れた身体のまま出発した。
国際線ターミナルの到着フロア | 到着フロアはグランドレベルにあり すぐにターミナルの周回道路です |
グリーンサインがバス、バンの乗り場 留まっているが利用したのと同じバン (★クリックで拡大★) |
乗り場のグリーンサイン (★クリックで拡大★) |
トロピカーナ・インの入り口 南国風な造りが印象的です (→詳しくはホテルアルバムへ) |
トロピカーナ・インの看板 | グッドネイバーのパッケージは チェックイン時にフロントでもらった |
ホテルフロントのミッキー象 |
【まずはDisney's California Adventureへ】
トロピカーナ・インからパークへはホテルから50mほど先の信号をひとつ渡ってすぐの位置関係。ホテルからパークのゲートまで徒歩でせいぜい5分くらいの距離だろうか。とても近い。近隣のモーテル群の中でも3番目くらいの近さ。これならホテルとパークの間を一日に何度か往復したとしても苦にならない。直営ホテルのグランド・カリフォルニアンには及ばないが、ディズニーランド・ホテルやパラダイス・ピアよりは近いだろう。信号を渡ればパークゲートへは一直線。50周年のフラッグが通路の両側を賑やかにいろどり、早くも気持ちが盛り上がる。この日の予定はチェックインできる時間になったら一度ホテルに戻って荷物を部屋に入れたかったので、それまでをDCAで過ごし、夕方以降はDLにパークホップするつもりだった。
まずは初DCAへインパ。この時点で時刻はまだ11時前。到着が夕方以降になるWDWに比べると、体力的にはきついが到着日からたっぷり1日遊ぶ時間がある。最初はこのGWにオーランドではじめて乗って、ムスメもお気に入りのソアリンに向かった。しかし、スタンバイで40分くらいの列で、なぜかこの日はFPの発券もしていなかったので、ここではソアリンをパスして次へ向かう。ムスメの要望もありこの後に、大きなオレンジの中を回転するブランコ式ライドのオレンジ・スティンガーへ。ここからがきつかった。このオレンジ・スティンガーは見た目はただのブランコで気持ちよさそうだったがかなりのスピードで回転するので、寝不足でちょっと空腹のせいもあり3人ともちょっと乗り物酔いに・・・。更に続けて太陽のシンボルが印象的な大観覧車のサンウィールに挑戦、これが見事に追い討ちを。この観覧車は固定式で単純に1周廻ってくるゴンドラと、一周廻りながらさらに観覧車の半径方向にもスイングするゴンドラの2種類があり別々に選んで並べるのだが、人気は断然スイングする方のゴンドラ。我が家もあまり恐れずに人気のスイングする方のゴンドラにチャレンジしたが、これが完全に裏目に。怖い。気持ち悪い。助けて。もう降りたい・・・。観覧車が大きく1周する間に3、4回大きくゴンドラがスイングするタイミングがあり、本当はそこが一番楽しいのかもしれないが・・・・。気持ち悪い。ヤバイ。助けて。もうダメだ・・・・かろうじて3人とも最悪の事態は避けたが、これを降りた後はひたすら無口に。次にまた来てももう乗らないよ。3人とも一致した感想だった。
この後1時間くらいは正気に戻れなかった。ベンチに倒れこむように腰をおろし、水分補給し気分が落ち着くまでしばらく休憩。一気に出発からの疲れが出てしまった気がする。どうにか歩けるくらいに立ち直り、移動を再開する。とりあえず、みんなの空腹を満たすべく食事とする。ガイドブックによく紹介されているサワーブレッドでできた容器に入ったシチューをPacific Wharf Cafeで食べたが、まだ回復していないパパは食がすすまず。
食後はDCAのお楽しみのひとつのアラジンのショーへ向かう。アラジンのショーはグッドネイバーパッケージ特典で特別観賞エリアでの観賞が可能だったが、14:00の開演の回の15分くらい前にシアターに行くと、次の16:15の回に来てくれしてと言われてしまう(チケットに30分前には来るよう書いてあるので当然です)。次の回まで待つのはこの後の予定的に嫌だったので、そのまま通常のスタンバイの列に並んでこの14時の回を3階席から観賞。が、パパとママは見事にウトウト。英語もよく分からないので大人はツラかったが、ムスメには結構面白かったようだった。
アラジンのショーが終わると時刻は14:40くらいになっていたので、15時からのチェックインのためホテルに一旦戻ることに。DCAの出口に戻る途中でキャラグリをしたり、ショップをちょこっと覗きながら帰たりして、ほぼ15時ちょうどにホテルに戻る。預けた荷物を回収し、ようやく部屋に。あぁ疲れた。やっと一休みだ・・・と行きたかったがパパとムスメはホテルのプールへ。今回の滞在中、スケジュール的にこの時しか行けそうにないので30分限定で無理やり遊びにいったのでした。
この信号を渡ればすぐパークです | まずはDCAへ 10年前は何もなかった・・・ |
オレンジ・スティンガー この中をブランコで回転 |
サン・ウィール 侮るなかれ |
ランチはシチューパン ミッキー型の巨大サワーブレッドも購入 |
再入場用のスタンプを 押してもらってDCAを退場 |
ようやくチェックイン 改装され内装もとてもきれい |
ホテル敷地内のプール 手前の丸い方はSPA |
(→詳しくはホテルアルバムへ) |
【いよいよ50周年のDisneylandへ】
17時を廻ってから、いよいよDisneylandへ。あれこれ欲張っても仕方ないので、この夜は狙いを19:00のパレードと21:25の花火に絞っていた。翌日以降に天候悪化など不測の事態があると見逃してしまう可能性があるので、絶対見逃せないショーやアトラクションほど早め早めに観ておくことが海外インパの鉄則だ。17:40にDLへ入場。さすが50周年ということで結構混んでいる。メインストリートUSAをオーロラ城に向かって歩いていくと、チラほらだがすでにパレードを待ちはじめている人たちが・・・。TDRに比べて行列やパレード待ちは激しくないと言われているが、パレード観賞にベストと思われる場所や日陰のベンチなどからパレード待ちの人で埋まり始めていた。お城の前とパートナーズ像の前でお約束の記念撮影を済ませ、我々もすぐにレジャーシートを取り出しパレード待ちをはじめる。この日のパレードは15:15と19:00の2回あり、19:00の回はこの2回目のパレードで、メインストリートUSA側からファンタージーランドへパレードが進むことが分かっていた(1回目はその逆)ので、メインストリートUSAの終わり付近で、パレードをほぼ正面からみることができる場所を確保。1時間以上の待ち時間だったが、ショーがはじまるまでの時間にパークのキャストがパレード待ちの子供たちと一緒にいろいろ遊んでくれて、それを見ているだけで楽しく飽きさせない。TDRでもショーの前にキャストが一緒に手拍子や振り付けの練習をして盛り上げるのは同じだが、こちらは子供ばかりか大人も一緒になって楽しんでいて断然ノリが違う。こうして人がビッシリ集まったところでパレートが始まった。パレードは50周年の記念パレード「Walt Disney's Parade of Dreams」。史上最多のキャラクターに会えるパレードとのふれ込みだけに、豪華で盛大なパレードだ。フロートなどもゴールドを基調としたゴージャスなものが多く、見所たくさんで大満足だった。
パレードの後も結構混雑していたので、このまま花火を待つことに。もう一つの夜のショーであるFANTASMIC!を見に行くことも時間的には可能だったが、FANTASMIC!の会場と花火観賞にベストなエリアは少し離れているため混雑時に移動して両方を続けて観賞することは難しいと聞いていたからだ。さすがにまだ2時間近く待ち時間があったので、途中パパとママは交代でトイレやパーク内のショップの散策などに行き有効に時間を使う。そして21:25になり、ついに花火ショー「"Remember..........Dreams Come True" Fireworks Spectacular」が始まった。ジーン・・・・感動。この一言でいいでしょう。これを観たらどんな不幸な出来事がその日にあったとしても「今日は本当に来て良かったね」と満足させられてしまうことだろう。WDWの花火ショー"Wishes"とメインの構成は同じだと思うが、あのティンカーベルの動き方などを見たら、さらに一歩それを発展させたものだと分かる。完全にやられてしまった。ママは感動のあまり涙がとまらず。・・・・本当に来て良かったね。
感動と興奮の余韻のままホテルの部屋に戻る。時刻はまだ22:20。WDWだったらやっとホテル行きのバス停にたどり着いたくらいの感覚で、部屋まで戻ってくることができるので、パークとホテルが近くて楽だ。
こうしてようやく長い長い1日目が終わる。成田を出発してから既に21時間。朝起きてからだと30時間ちかく経っている計算になる。本当にお疲れ様でした。
パーク正面の花壇 | パークのあちらこちらに 50周年のマークが |
ゲストリレーションのあるCITY HALL 日本語ガイドブックが貰えます |
眠れる森の美女お城も 50周年仕様です |
Walt Disney's Parade of Dreams |
フロートもとても豪華 | 史上最多のキャラが登場 | 1日2回のパレードを実施する場合 進行方向が入れ替わります |
【2日目のスタート】
この日はアーリー・エントランス(早朝入場)がない日で、DLが8:00、DCAが10:00のオープン。8時のDLのオープンに合わせ、全員7:15起床。支度を手早くすませて、朝食をいただきに部屋をでる。ここトロピカーナ・インでは、宿泊者には軽い朝食を無料で提供してくれるのだ(事前に調べた情報によれば、この近辺のモーテルでは朝食サービスを実施しているホテルが結構多いようだ。)。
朝食は、宿泊棟の一角のスペースが朝食会場として提供されている。メニューはデニッシュロールとマフィンがそれぞれ数種類あるだけだが、ジュースとコーヒーも用意されており無料サービスとしては十分だ。宿泊客は、カウンターに並んで、給仕さんに食べたいデニッシュやマフィンを指定して取り分けてもらうシステムだ。ひとり何個までとか数量制限があるのかどうかは不明だったが、いずれにせよそんなに種類はないので馬鹿みたいに大食いする客もいないだろうと思う。テーブルも4,5卓ありその場で食べることもできたが、パークにすぐ出掛ける準備もしたかったので、トレーにのせて部屋に持ち帰っての食事とした。昨日買ったミッキー型のサワーブレッドもまだ残っていたので一緒に食べ、食べきれずに残ったデニッシュやマフィンはそのままジップロックに入れておやつ代わりにパークに持ち込むことにした。
朝食:カウンターでほしい分を
トレーに取り分けてもらう朝食:ドリンク、コーヒーは
セルフサービス
【午前中はDL→DCA→DL→DTD??】
食事を済ませ、この日先に入場したのはDLの方だ。昨日パスしたDCAのソアリンに乗りたかったので、10時にDCAがオープンするまでに、イッツ・ア・スモールワールド、マッターホーン・ボブスレー、おとぎの国のカナルボートを順に楽しむ。案の定、マッターホーン・ボブスレーはムスメは乗車拒否。まだ早朝で空いていてそんなに時間がかかりそうになかったので、ムスメの了解のもと、ムスメを乗り場の外で待たせて(本当はやってはいけません。アメリカにおいてはこれは虐待になるらしい)パパとママ二人で楽しませてもらった。10時前になったので、トゥモローランドに寄ってバズ・ライトイヤー・アストロブラスターのファストパスをゲットしてから、ソアリンに乗りにDCAに移動する。
DCAに入場して一直線にソアリンに向かい、そのままスタンバイの列に並ぶ。すでに20分待ちだったが、仕方ないのでそのまま待って念願の本家ソアリンに乗る。運もよく一番前の列でソアリンを満喫。フィルムの内容は、WDWに今年できたソアリンとまったく同じ(無論DCAの方が元祖)だったが、期待通りに楽しい。日本にはないアトラクションなので、DLRでもWDWでもアメリカに来たら絶対に外せないアトラクションのひとつだと思う。
この後、トンボ帰りでDLに再入場。そのまま先ほどファストパスを獲ったバズ・ライトイヤー・アストロブラスターにチャレンジ。いつものようにレーザー銃でパパとムスメが得点を競い、ママは真ん中で指示を飛ばす。得点は当然パパが圧勝するもL-3でレベルは同じだった。続いて出発前から是非見てみたいと思っていたマッターホーンクライミングがそろそろ始まるのではないかと思いマッターホーンの近くに移動。これはミッキーがマッターホーンに本当に登山するイベントで、我が家は事前にネットから夏休みは毎日実施するとの情報を得ていたが、公式のタイムスケジュールにも乗っていないちょっと特別な裏イベントだ。マッターホーンの正面まで行ってみると、スタッフが山の上でなにやら準備をしているようだったが、ショーがはじまる様子はなく、見物人が集まってくる気配もない。ショーの10分前くらいには必ず放送が入ると聞いていたが、放送も入っていなかったので今日はやらないの?時間が違うの?と疑問をいだきながらも次のアトラクションに行くことにした。もしやるならば、きっとパークの何処にいても分かるだろうと思い、ファンタージーランド・シアターの11:45のこの日初回のスノーホワイト・ミュージカルに向かった。スノーホワイト・ミュージカルは入場開始の20分くらい前から待ったおかげでよい席を確保することができたのに、パパは結局ビデオを廻しながらまたウトウト・・・。こちらはおなじみのストーリーなので英語が苦手でも楽しめたようなので、もし時間があれば是非もう一度じっくり観てみてみたいと思った(残念ながらこの後、そのチャンスはなかった)ものの一つだ。この後もマッターホーンの様子を気にしながら、トード氏のワイルドライド/ターザン・ツリーハウス/ジャングル・クルーズなどを楽しむ。特にターザン・ツリーハウスではターザン・ファンのママが誰よりも熱心に見学していたことは言うまでもない。
こうしてパークを楽しんでいるうちに時間は14時をまわっていた。しかし、肝心のマッターホーンクライミングは結局見ていない。アトラクションをまわりながら様子を気にしていたしが分からなかった。この後、ダウンタウン・ディズニー(以下、DTD)に行きたかったので、DLの出口に向かう。パークを出る前に、City Hallのゲストリレーションに寄った。今日は仕方ないが明日は最終日で見逃せないので、マッターホーンクライミングの実施スケジュールを確認するためだ。つたない英語がどうにか通じたようで、応対してくれたお兄さんはスケジュール表みたいのを見ながら、メモ用紙に「TUE-THU 12:00pm、1:30pm」とペンで書いて教えてくれた。今日もちゃんと2回やっていたが、予想していたショー時間とは違っていたようだ。見逃してしまったことに納得すると同時に、やはり最初に時間を確認すべきだったと反省。
この後、DTDを1時間ほどかけてざっと散策する。出発前に思っていたよりも広く、ここが10年前には何もなかったとはちょっと信じられなかった。
【翌日のシャトルの予約を済ませ、夜のパークへ】
16:00にホテルに一旦戻って休憩。この休憩の合間に、明日の空港までのシャトルを電話で予約しようと思っていた。予約・・・。電話・・・。英語・・・。かなり不安だったが、一息おいた後、意を決してパパが電話する。呼び出し音が2、3回鳴ったあっと電話が通じた。Hello・・・・向こうの声が聞こえたとたん頭の中は真っ白。この後のやり取りはあまり覚えていないが、電話をする前にいくつか考えていたフレーズを必死に伝える。TomorrowのPick Upは6:00pmで予約したい。To the airportで3人。 Toropicana InnにStayしている・・・・などなど。結局、Pick Up時間は6:30pm、ひとり$15の計$45での予約となった。正確な相手の話した内容は理解していないが、電話でのやりとりから、「16時までならレギュラー時間なのでひとり$10だが、18時だと$15になる。」「18時ではなく18時30分なら予約できる」というようなことを告げられた。真偽は不明だが、内容的にそれなりに妥当な理由だと思われたし、せっかく頑張って電話したのでその内容で了解した。何はともあれ、どうにか予約を完了できたことにとにかくホッとしたのだった。
予約電話を済ませて再びパークへ戻ったのは16:40頃。”Block Party Bash”を見るためDCAの方へ。このパーティーは17:15からの予定だった。パークの3箇所でパレードが止まってパフォーマンス(パーティー)をするとのことだったので、その後のDLへの移動も考えて一番手前のSunshine Plazaのレッド・パーティー・ゾーンで場所取りをした。約30分前で最前列を楽々確保することができた。パレードが始まるまでの時間には、子供たちを集めてゲームをさせたり、トイ・ストーリーのグリーン・アーミー・メンに扮した4人組がパレードの前座で登場パフォーマンスをみせてくれる。我が家のムスメもはじめは恥ずかしがっていたが、一緒にゲームやパフォーマンスに参加して喜んでいた。”Block Party Bash”はPIXAR映画のキャラクターたちが総登場して、有名ロックナンバーにのってダンスを繰り広げるノリノリの50周年記念のストリート・パーティー。途中にはゲストも参加できるコーナーがあって、ムスメも参加して、"Screaming!(絶叫)"して楽しんだ。
この後は再びDLへ。昨日はパレード(Parade of Dreams)と花火(Remember)を観たので、この日はその2つはパスしてFANTASIMIC!だけを観ることに目標を絞る。19:00のパレードが終わると場所取りが混むと予想できたので、まだ2時間以上前だったが早々と場所取りをはじめる。この時点ですでに場所取りをしている人たちがぼちぼちだがいて、人気のショーだということが分かる。最前列はアメリカ河沿いの手すりが邪魔になりビデオ撮影には向かないので、意図的に4、5列下がったベストポジションと思われる位置を確保。交代で近くのショップを覗きに行ったりしながら、ひたすら待つ。最近ではTDLでもこんなには待つことはしないが、10年前に観ることがっできなかったオリジナルのFANASMIC!をよい場所で見たかったのだ。
あたりもすっかり暗くなり、気がつくとまわりは身動きできないほどの人でいっぱい。いよいよショーが始まった。はじめにミッキーが登場したのに続き、これでもかと様々な見せ場が繰り返される。WDWでも同じFANTASMIC!は上演されており、観ているのですでに大筋は知っていた。会場の規模がWDWに比べて小さいため、ショーの内容は微妙に変えていが、そこはさすがディズニーだけに、そのあたりの違いを存分に生かしたショーの構成に仕上げられている。むしろ小さい会場をフルに生かして、ショーの臨場感がダイレクトに伝わってくる。場所も最高で、大満足することができた。個人の好みはあるだろうが、WDWのFANTASIMIC!よりも見易くて面白いかもしれません。
FANTASIMIC!が終わると一気にそこで観賞していた人が動き出す。そのまま帰るために出口を目指す人と、引き続き行われる花火"Remember"を観ようとパーク中央の方に移動する人でごった返しだ。我々家族も移動を開始する。歩き始めているうちに花火が始まったが、立ち止まって観賞できる場所はすでに人でいっぱい。移動用に一方通行に規制された通路を何度も往復しながらの観賞となった。多くの現地の人たちも同じような行動をしていたのでやはりFANTASIMIC!と花火を続けて同じ日にベストポジションで観賞するのは困難だと実感。はじめから昨日と今日に分けてそれぞれ観賞して正解だった。こうして歩きながらだが花火"Remember"の方もそれなりに楽しむことはできた。この夜のメインのFANTASMIC!はもちろん、昨晩感動した"Remember"を連夜に渡って観ることもでき、満足してパークを後にした。パークを出た時点の時刻は22時だった。
この日はホテルに戻る前に今後!?に備えてパーク周辺を散策してみた。ホテルにまっすぐ戻らず、モーテル群側のエリアの外れのセブンイレブンまで行ってみた。パークの中心からは15分〜20分くらい歩いた思う。思ったよりも距離がある印象を受けた。大通り沿いの歩道は整備されているが明るくないのでちょっと暗い。ちょうどパークから帰る人たち多い時間だったのでこの夜は怖いとは思わなかったが、人が少ない時間の一人歩きは避けるべきだと感じた。セブンイレブンはABCストアと並んでパークの東側と南側の大通りがちょうどぶつかる交差点の地点にある。両方の店とも日用品や食料を中心にちょっとしたお土産も揃っているので、ホテルが近いなら滞在中に必要なものはほとんどここで調達できると思う。お土産になりそうな食品を少しだけ購入して、時間も遅いので急いでホテルに戻ることに。帰りは、来た道のモーテル側の歩道をひたすら北に戻った。今後の参考に並んだ各ホテルの様子をちょっとチェックしながらで、トロピカーナ・インに帰り着いた時間はちょうど23時になっていた。
FANTASMIC!のメインステージは
トムソーヤ島ピノキオはレーザー光の映像で
スノー・ホワイトはボートで登場セブンイレブンとABCマート (→詳しくはホテルアルバムへ)
【アナハイム最終日、アーリー・エントランスでパークへ】
3日目はDLRの滞在最終日。深夜にはWDWへ移動である。しかもこの日は、木曜日でアーリー・エントランス(早朝入場)の設定日だったので、出発の準備とともにパークの方もしっかり楽しむ予定だった。
DLの通常オープンがこの日は8:00で、アーリーなら1時間早い7:00にファンタージーランドまでの入場が可能となる(早朝入場の権利は、3日間以上のパス所有者について1回限り)。さらにグッドネイバー・プランの特典としてモーニング・マッドネスの入場権利があるので、8:00になればこれまた一般よりも1時間早くトゥーン・タウンにも入場できる。一方、ホテルのチェック・アウトは11時までとなっていた。したがって、この朝はチェック・アウトする前にDLにアーリー入場して、モーニング・マッドネスまでの2時間を遊んだ後にホテルに戻って11時までにチェック・アウトしようと考えた。
6:00起床。9:00過ぎにはホテルに戻ってくる予定だったので朝食はとらず、身支度を済ませたら出発。7:00前にゲートに到着し、オープンを待った。7:00となり、入場が始まってもこちらの人たちは走らない。我が家ものんびり朝のメインストリートUSAを抜け、ファンタージーランドへ向かった。いつも日中は結構混んでいるピーターパンの空の旅/ピノキオの冒険旅行/不思議の国のアリスを順に制覇した。3つともおなじみのストーリーをモチーフにした、いかにもファンタジーランドらしいアトランクション。激しいライドがダメな我が家のムスメにはピッタリで、安心して楽しんでいたようだ。
8:00となり、トゥーンタウンのモーニング・マッドネスへ移動する。トゥーンタウンのゲートは真ん中だけが開いている状態で入場の列ができていた。そこでキャストが優先入場のチケットを回収し、チケットを持っている人だけがトゥーンタウンの中に入れる仕組み。トゥーンタウンでは、ミッキー、ミニーを中心としたおなじみのキャラたちが、それぞれ家の外でグリーティング中だった。グリーティングをしていると8:20頃からモーニング・マッドネスのショーがシティーホールの前で開かれることをキャストが教えてくれる。その時間が近づきステージ前に移動。ステージ前2、3列目の絶好の位置でショーを観賞できたが、ショーではゲストが集まったステージの後方からミッキーたちが仲間と行進しながらステージ上に登場する。そのため、オープニングの場面では前の方でビデオを撮っていたゲスト(パパも含む)は、前から後ろにビデオを振り回してかなり忙しい。せいぜい100人〜200人くらいのゲストを前にしたほんの10分ほどの小さなショーだが、このショーを見ることができるのがパッケージ特典などを持つ一部のゲストだけという希少価値が嬉しい。しかし出発前の情報で、このショーのおわりにバッチがゲストに配布されると聞いていたが、この日は配布されなかった。あれれ?とちょっと疑問だったが、最近変更されてしまったのかなと思いあきらめた。残念。このショーが終わると、キャラたちはそれぞれの家の中に入って、グリーティングに戻っていった。我が家も最後に、ドナルドのボートの中でドナルドとグリーティングを済ませ、トゥーンタウンを後にした。
【チェック・アウトからマッターホーン・クライミングへ】
9:00になりアーリー・エントランスの時間が終わったので、そのままホテルに戻ることに。部屋に帰ると早速チェック・アウトの準備を始めた。また、ホテルの朝食が10:00までOKだったので、部屋に戻ってすぐに朝食を貰いに行った。当然ながら、前日と同じようなマフィンとデニッシュ。部屋に持ち帰って、荷造りをしながらの朝食となった。
前日就寝前に大方の片付けはしていたので朝の荷造りは作業量的には最終確認程度だった。しかし、この後オーランドに移動して、そのままスーツケースを開けずに活動となる可能性もあったので、手荷物とスーツケースのどちらに何を詰めるかの見極めが結構大変だった。
結局、ホテルをチェック・アウトした時刻は、10:30だった。スーツケースを転がして、部屋のカギを返しにフロントに行く。夕方の出発まで荷物を預かってもらう都合があったのでちょっと緊張したが、チェック・インのときに応対してくれたおじさんがちょうど居たので、スムーズにチェック・アウト完了。荷物も「預かるから置いていっていいよ」とおじさんの方から話しかけてくれて問題なくクリア。これで身軽になり、あとはシャトルバンの迎えの時間まで最終日のパークを思いきり楽しむだけとなった・・・。
早速、昨日見逃したマッターホーン・クライミングを12:00の回で観るためにDLへ戻る。まずはメインストリートUSAの入口地点からのんびりと馬車"Horse-Drawn Streetcars"に乗ってオーロラ城の前まで移動した。この馬車をひくのは本物のお馬さんなのでちょっとニオイがしたが、ほのぼのとしていい感じ。こうした乗り物系はアトラクションとしての楽しみとともに、次に行きたい方向を考えて移動手段としてもうまく利用したい。ホーンテッドマンションに行ったが、運悪くトラブルで止まっていたのでパス。戻ってマッターホーン・クライミングに向かう途中で、美女と野獣のベルがグリーティング中だったので並んだ。
11:30過ぎにはマッターホーンの滝の正面のベンチに到着。山との位置関係を見極めて、ビデオ撮影に良さそうな日陰側のベンチに陣取った。このショーに関してはスタート30分前を切っていても、お客さんが集まってくる様子はほとんどない。何組かが道の両脇のベンチに分かれて山頂を見つめて気にしているくらいだ。10分前にショーの予告アナウンスが入った後、12時になって山の中腹にミッキー、ミニー、グーフィーが登場。ミッキーがフラッグを背にして登山を開始。ミニーたちが「Go! Mickey! Go!」とミッキーを応援。観客も応援に加わり、無事ミッキーが登山に成功してマッターホーンの山頂にフラッグを立てるとういうストーリーだ。近くにいてもカメラのズームを使わないといけないくらいの距離感なので、このショーを撮影するならばズーム倍率が高いデジカメかビデオがよいだろう。
この後は、トゥモロー・ランドのイノベンションズで30分くらいのんびり遊んだ。見ためはWDWの「カルーセル・オブ・プログレス」そっくりなので似たようなものかと思ったが違った。博覧会などのパビリオンタイプの施設で、あまり考えずに入館したのだが結構おもしろかったので時間に余裕があるならおススメしたい。空調も効いているので外の暑さにバテたときの休憩にもいいかもしれない。その後、ファストパスを取っていたオートピアにパパとムスメの二人が乗車した。乗車記念にライセンスカードが貰えるし、走行コースもTDLのものよりも長くて面白かった。ファストパスの対象アトラクションであり、こちらで人気があるのも納得できた。
この日も朝食にデニッシュをもらい、
パークや空港で
おやつ代わりに食べました
ファンタージーランドにあった
フォトアートのヒロインたちほんものの馬が引く馬車は
メインストリートUSAをかっ歩一番好きな黄色いドレスのベルに
会えてうれしそうなムスメマッターホーン・クライミング
まずは山の中腹に登場
ミニーの応援で
ミッキーが登山します全体を撮るとこんな感じ ミッキーが山頂までの登山に
成功してフィナーレ
【DLRラストスパート】
14時を廻ったので、トゥモロー・ランドの乗り場からモノレールに乗ってディズニーランド・ホテルの見学に向かった。これまた10年ぶりで、昔の記憶を思い出しながらホテルを散策した。施設の配置が変わって、やはりだいぶ変わった印象を受けた。ディズニーランド・ホテル内のグーフィーズ・キッチンでの遅いランチなら予約なしで入れるかなとも考えていたが、ランチタイムは14時までだったらしくダメだった。しかし、運よくホテルのロビーでグーフィーには会うことができ、ラッキーだった。
DTDに戻って、ベーカリーカフェのラ・ブレア(La Brea Bakery Cafe)で遅いランチをとった後、グランド・カリフォルニアン・ホテルの方も見学に行った。さすがに機会があれば泊まってみたいと思わせる高級感があったが、まず縁はないだろう。見学だけでも十分楽しむことができたが、次回チャンスがあれば、ホテル内のストーリーテラー・カフェでのキャラブレかな・・・・。
時刻も16:30となり、そろそろホテルに戻る時間も気になってきた。最後の締めは、前日に引き続き17:15スタートのDCAの"BLOCK PARTY BASH"を観ることにした。昨日と同じレッドゾーンだが、少し位置を変えて観賞場所を確保。これまた前日同様に、ムスメは前座のゲームにも参加して楽しんだ。こうして最後まで大満足で、DCAを後にすることができた。
ホテルに戻ったのは18:00ちょうど。シャトルバンの予約が18:30だったので、きっちり時間いっぱい楽しんだといったところ。預けていた荷物をフロントの横のクロークから引き取って、ロビーのソファに座ってバンの到着を待つことに。手荷物の整理をしていると前の道路から見覚えのあるデザインのバンがホテルに入ってきた。時刻はまだ、18:10。予約時間よりも早めに無事迎えのバンが到着した。予約したのは自分たちであることをドライバーに告げると、荷物をトランクに積んでくれ、バンの中に乗せてくれた。5分ほど同じトロピカーナ・インから他のお客さんが乗らないか待っていたが、他に乗る客がいそうもないと分かると、我々3人だけの乗車で空港に向け予定時間よりも早く出発した。こうして楽しかったアナハイムのDLRに後ろ髪を引かれつつ、オーランドに向けた新たな出発を迎えた。
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ディズニーランドホテルにて | 遅い昼食にサラダとサンドウィッチ とてもおいしかった!! |
LA BREA BAKERY CAFE | 最後のBLOCK PARTY BASHも 大満足でした!! |
【ロサンゼルス空港からオーランド空港へ】
空港に向かうバンの中では、さすがにお疲れで3人ともウトウト。ドライバーさんには、乗車時にどこの航空会社を利用するかなどを聞かれ、「DOMESTIC(国内線)」、「DELTA」と答えていた。空港までは40分ほどで到着した。デルタの国内線は第5ターミナルだと事前に調べていたので分かっていたし、ドライバーもきちんと第5ターミナルまで送ってくれた。予約時に言われた通り、3人で$45だと言われその通り支払った。本当なら、往路と同じで子供は$10で合計は$40のはずだと思ったが、交渉も面倒なのでそのまま払った。積んだ荷物を降ろしてもらったのでチップを渡そうとしたが、いいよと受け取らずに行ってしまったので、結果的には$45の余計な$5がチップ分だったと思い納得することにした。
空港の第5ターミナルのカウンターはこの時間とても閑散としていた。近くの空港係員が声を掛けて来たので、航空券を見せてカウンターを教えてもらった。チェックインカウンターも空いていた。スーツケースを預けて、搭乗券をもらうまで手続きはものの5分で完了。そのまま手荷物検査も通過して、オーランド行きの出発ゲートを確認するため、まずゲートへ。19:20にゲートを確認し、出発予定時刻の22:25までひたすら待つ。この間、オーランド到着後、すぐに必要な手荷物の整理をしたり、空港内のショップをぶらぶら散策して時間を過ごす。20時、21時と時間が遅くなると空港に人が増えてきた。到着する便はもちろんのこと、オーランド便以外にも21時過ぎくらいに出発する便が結構あるようだった。ロサンゼルスからオーランドまでのデルタ航空DL2062便は、提携会社のソング(Song)の運行便だった。この機体のロサンゼルスまでの到着が遅れたため、結局我々が乗るDL2062便は、ほぼ1時間遅れとなり、ロサンゼルスを出発した時刻は23:20頃だった。
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空港ターミナル はじめはとても閑散としてた |
songの搭乗ゲートカウンター | 出発便の案内モニター | 搭乗したsongの機体 |
【オーランド空港到着、マジカルエキスプレスでホテルへ】
オーランドまでsongの機内では深夜便のため、ドリンクサービス後はすぐに電気を落としてのお休みモード。おかげで断続的ではあったが結構ウトウト眠ることができたが、冷房がかなり効いていたのでブランケットにずっとくるまっていた。ロスからオーランドまでの飛行時間はおよそ5時間。3時間の時差が加わって、オーランド到着は朝7時ちょうどくらい。定刻なら6:15到着予定だったので出発が遅れた分だけ遅くなってしまったが、いずれにせよ早朝の到着なので今後の予定に影響はなかった。
songの便はターミナルBに到着。そのまま下の階に移動し、スーツケースをピックアップ。続いてマジカル・エキスプレスのカウンターを探す。レベル1(地上階)に降り、あたりを見渡したがそれらしきカウンターはない・・・・??。おかしいなと思い案内書類を確認するとターミナルAのレベル1となっていた。慌てて一旦レベル3に上がり、ターミナルA側にスーツケースを転がしながら移動。再びレベル1に降りるとフロアの端の方にマジカル・エキスプレスのカウンター(ウェルカムセンター)をようやく発見することができた。
ここでマジカル・エキスプレスとは、ディズニー直営リゾート宿泊者を対象に、直営リゾートと空港間の送迎を無料でしてくれるサービス。この5月から始まったばかりで、GWにオーランドを訪れたときにはまだ始まっていなかったサービスで、これにより従来は各自払いだったホテル・空港間の交通費が不要になった。更に、予約後に自宅に届けられる専用のタグを空港預けの荷物に付けておけば、オーランド到着時にその荷物をピックアップしなくても後からホテルの部屋まで届けてくれるという嬉しいサービスである(詳しくは、ミッキーネットさんで)。
当然ながら、我が家もミッキーネットさんを通じて事前にマジカル・エキスプレスの予約をお願いしていた。しかしながら、なんらかの不備があったらしく?我が家には出発前にタグは届かなかったので、自分で荷物をピックアップしてウェルカムセンターに行ったのだった。センターの受付では、氏名と滞在ホテル、チェックアウトの日にちを聞かれ、予約の確認をしてくれた。続けて帰りの利用便の便名と時刻を確認し、マジカル・エキスプレスを利用するために必要な3人分の氏名入りバウチャーが渡された(本来ならタグと一緒にバウチャーも送られてくるようだ)。バウチャーを貰った後は、フロア出口側の指定された列に並んでバスの乗車を待った。15分くらい待ち、指示されたバスに乗車。時刻はちょうど8時。ここでバウチャーをドライバーに見せてから乗車したが、帰りの乗車時に必要となるので回収はされなかった。
結局、この時同じバスに乗ったのは、我が家の3人のほか、外国人の3人家族一組だけだった。彼らの方はアニマルキングダム・ロッジの宿泊だったらしく、バスはアニマルキングダム・ロッジ→オールスタースポーツの順でホテルまで我々を送ってくれた。なお、自分でピックアップして運んだスーツケースも、そのまま自分たちと同じバスに載せてホテルまで運んでくれた。タグがあれば荷物はお任せできたが、その場合ホテルに荷物が到着するのは4〜6数時間後になってしまうと聞いていたので、結果的には早く荷物を引き取れるのでお任せにしなくて正解だった。
オールスタースポーツへの到着したのはちょうど9時ごろ。午前中から十分パークを一日楽しめる時間だ。チェックインをお願いすると、チェックイン時間より随分早いがすぐ部屋に入れることができた。日本からリクエストしていたフードコートに近いTouchdown! !棟ではなくHoops Hotel 棟になったが、すぐに部屋に入って荷物を開くことができたのでまあよしとする。
songの飛行機はターミナルBに到着 マジカルエキスプレスを利用するには ターミナルAへ移動が必要です |
マジカルエキスプレスの ウェルカムセンター |
指示された列でバスを待つ。 手荷物のは3人分のバウチャー |
マジカルエキスプレスの車内座席と 頭上モニター(ガイドビデオを放映) |
【さっそく、アニマルキングダムへ】
チェックインを済ませた後、荷物を置くため部屋へ。外のムッとする蒸し暑さが嘘のように部屋の中は冷房がガンガンに効いていた。そのままひと休みと行きたい気持ちもあったが、やはりすぐに出掛けることに。部屋に入れなければ、そのまま荷物をフロントに預けてパークに出掛けるつもりだったので準備はすぐにOK、さっそくお目当てのアニマルキングダムに行くためホテルのバス停に戻る。アニマルキングダム(以下AK)はオールスターから一番近いパークということもあり、バスにのって15分ほどでパークに到着。時刻はまだ10:10だった。
パークチケットは、チェックインの際にホテルで購入してルームキーに付加することもできたが今回はパークで別に購入することにした。来年のGWもオーランドに来ることを予定していたので、ママは年パスを購入することに決めていたのだ。こちらの年パスは料金から計算すると年に2回、各5日間程度パークに行けば元が取れる。だから、来年のGWも再訪することを考えれば3人分の年パスを購入してもよかったのだが、万一のリスクも考慮してママ一人だけの購入とした。それでも年パス特典を上手く利用すれば、ダウンタウン・ディズニー内の対象ショップでの買い物が10%引きになったり、今後のリゾート宿泊時に割引き料金が適用される(設定期間のみ)などの特典があるので利用価値は十分あると判断したのだ。パパとムスメの2人は、一般のチケットブースで2日間のパークホッパーチケットを購入。ママはゲートの脇のゲストリレーションで年パスを購入。手続きは、年パスの種類を選んで、名前、住所、生年月日を登録してもらう。事前にネットで年パスについて下調べし、英語のメモを用意していたこともあり、問題なく購入できたようだった。
入口でガイドマップとショースケジュールをもらい、当然のようにTarzan Rocks! のスケジュールをチェックする。この日の予定は、10:45am/12:00am/1:45pm/3:15pmの4回。順調に移動ができたおかげで、この日の1回目のショーから観賞できる時間だった。一直線に会場のシアター・イン・ザ・ワイルドに行くとちょうど1回目の回の入場が始まったところ。今まで一度も見たことのないステージに近い前方の座席をすんなり確保することができた。
開演時間となり、ついにこの旅の一番の目的であるTarzan Rocks!が始まった。前回ビデオを撮って帰り、何度も繰り返し観ているのでショーの構成はすっかり覚えている。ワクワク。ドキドキ。やはりTarzan Rocks!はいいなとワクワクしながら観賞していた。しかし、ここで突然ハプニングが!それはいよいよターザンとジェーンが登場し、ロープで舞う場面での出来事だった。ターザンがロープを持ってステージ上を走り廻ると同時に天井からロープが巻き上げられ、旋回しながらターザンが宙を舞うはずだった。ところが、ターザンが走ってもロープが巻き上がらない・・・。あれと思った瞬間、ターザンはステージで尻もちをついてしまったのだ。この後は、ターザンとジェーンが二人でロープアクションを魅せる場面が続くはずだったが、結局、機械が動かなかったらしく二人はステージから退散してしまった。こうして、ショー全体でみれば一場面のトラブルにすぎないが、主役二人が途中不在になるという締まりのないショーになってしまったのだ。 我が家はこれを見るために来ていたので、さすがにショック。トラブルは仕方ないが、機械の不調が原因となると次回以降のショーもきちんとできるか分からない。今日は機械が直らず次の回もダメ?もし明日も直らなかったら・・・。せっかくアメリカまで無理して来たのに、ちゃんとしたショーが見られないかも・・・ショック。この日はこの後も、1:45amの回のTarzan Rocks!をもう一度観賞した。しかし、不吉な予想通り、問題のターザンのロープアクションの場面は、本来の構成とは違う簡単な演出に変更して上演された。明日は大丈夫だろうか?・・・・みられなかったらどうしよう(泣)。
今回のWDWは、なによりもTarzan Rocks!中心のスケジュールを組んでいたので、この日AKで行った他のアトラクションは3つだけ。激流下りでずぶ濡れになるのが楽しいカリ・リバー・ラピッドで3人とも下着まで本当にずぶ濡れに。初めて散策したマハラジャ・ジャングル・トレックでは、勇壮なトラにご対面。イッツ・タフ・トゥ・ビー・ア・バグ!は英語は分からないが、単純に笑わせてもらった。これでだけで十分だったので、1:45pmのTarzan Rocks!が終わると、明日ももう一度来るということもあり15時にはAKを出た。
Tarzan Rocks! | GWよりもさらに工事がすすんだ Expedition EVEREST |
遅めの朝食は いつものFRIESで |
マハラジャ・ジャングル・トレイルで トラと間近に対面 |
キャンプ・ミニー・ミッキーで キャラとグリーティング |
隣のライオンキングのショーの 上演時間が空いていて狙い目 |
【夜は、マジックキングダムへ】
WDWは2日間だけの強行日程なので、この後ダウンタウン・ディズニーに行って、お土産の買い物を一気に済ませることに。すぐに来たポップセンチュリー行きのバスに乗車した。AKからダウンタウンディズニー行きのバスはないので、一旦ホテルに戻って乗り継ぐ必要があるため、方向が合うホテルならどこを経由しても同じだったのだ。ダウンタウン・ディズニーでは、ワールド・オブ・ディズニーでショッピング。続いて、パパ&ママの会社向けにギラデリのチョコレートをゲット。ここで早速、ママの年パス特典が活躍し割引き料金でお土産を購入することができた。
ダウンタウン・ディズニーでの買い物を済ませ、ホテルに戻った時刻は17:40。今朝部屋に入れただけのスーツケースをようやく開けてお片付け。買ってきたお土産を整理して、夜の外出の準備を整えてたらフードコートに行って夕食に。日本から持ってきたレトルトごはんを中心にしっかりと夕食を食べた。
この夜は、マジックキングダム(以下、MK)に花火"Wishes"を見に行くことに決めていた。お目当てのアニマルキングダムは、パークの性質上夕方(この日は17時)でクローズしてしまうため、その後は他のパークに出掛けるのはお約束。初日はやはりMKの花火が見逃せないだろうというわけだ。しかし、このときはタイミング悪く30分近くホテルでMK行きのバス待たされてしまった。結局、MKに到着してパークに入った時間は、もう19:50になっていた。この日の花火(Wishes)は、22:00開始で時間はあったが、夜のパレード(SpectroMagic)がその前の21:00に予定されていた。パレードと花火の観賞エリアは重なるので、パレード終了後によい場所を確保するのは難しいと思われた。他のアトラクションはあきらめて今から場所取りすることも考えたが、ちょっと雨がチラつき始めたこともあり、このまま場所取りをするのは止めることにした。WDWの花火は初めて見るわけではないし、また来ることも確実?だと思えば未練はなかった。
パレード前の通行規制が始まる中、どうにかシンデレラ城の裏側のファンタージーランドへ移動。予想通りファンタージーランドは空いていたので、人気のフィルハーマジックとピータンパンをほぼ待ち時間なしでクリアできた。パレードが終わった時間となりお城の正面側にふたたび戻ると、やはりパレードに引き続き花火(Wises)を待つゲストがかなり残っていた。ほどよい距離の観賞場所はさすがにもういっぱいで、仕方なくまだ空きのあったお城に一番近い正面エリアに陣取った。この場所は花火が始まるとお城と背後にあがる花火が重なってしまい、花火は半分くらいしかみられない場所。我々は正面よりは少し横にズレた位置だったので、それでも花火は見られた方だと思うが、やはり空いている場所にはちゃんとワケがある。花火に限らずショーなどは全体を遠目から見たり、近くから楽しんだりと、できれば何度か実際に観賞してみるのがよいのだろう・・・。
ベストポジションではなかったが”Wishes”をそれなりに十分満喫して、MKを後に。23時にホテルに戻り、早朝のオーランド到着からの長い一日が終了。さすがにこの日ももショーや、アトラクションの最中にウトウトしてしまうことが多かった。この日もようやく疲れた体をベッドに休ませることができたときには、24時を廻っていた。明日のTarzan Rocks!はどうなるかな。心配で眠れないかも・・・・。しかし、そんな心配はまったく不要。さすがに全員爆睡。お休みなさい。
この日の夕食は 日本から持っていった レトルトごはんが中心でした |
夕刻にライトアップされた MKのシンデレラ城 |
ホテルルームキー(左)と パークチケット(右) (★クリックで拡大★) |
【2日間で4パーク EPCOTも行っちゃいました】
5日目は6:30起床。最終日となるこの日の予定は、午前中はEPCOT、午後AK、夜はMGMとパークホップする計画。AKに一日居てもいいのだが、せっかくなので全パークを少しずつ訪れるつもりでいた。
帰国前日のこの朝、帰りのマジカルエキスプレスのピックアップ時間の連絡があった。連絡は、ピックアップ時間と注意事項などが記載された書類(TRANSPORTATION NOTICE)が入った封筒がドアに掛けられる仕組み。我が家の場合も、この日の外出前に封筒が届き時間を確認することができた。ちなみに、今回のオーランド空港6:55発の便の利用に対してのホテルピックアップは、3時間前の3:55となっていた。
フードコートで軽く朝食。この後、9時のEPCOTの開園にあわせてホテルを出発するまでの時間を利用して、ホテルの敷地内を写真撮影をしながら散策。ほかの宿泊棟も見物するだけで楽しいし、早朝の静かな時間ということで、野生のリスやウサギが中庭をチョロチョロしている場面にも遭遇できた。
8:30にバスに乗車し、いざEPCOTへ。考えてみると朝一番で開園と同時にEPCOTに来たのはこれが初めて。EPCOTは、未来社会をテーマにしたフューチャー・ワールドと世界11カ国のパビリオンを集めたワールド・ショーケースの2つのゾーンに大きく分けられている。9時に開園できるのはパーク手前のフューチャー・ワールドのエリアだけなので、今回はこちらを攻めることにした(ワールド・ショーケースの方は11時開園)。
開園と同時に中央エリアを進むとミッキーたちがグリーティング中。噂に聞いたことのある2階建てバスに乗った朝のEPCOTのオープニングショーの最中だった。思いがけない出来事に遭遇できとてもラッキーだった。
この後はアトラクションへ。はじめはやはりソアリンだということでランド館へ。スタンバイでもFPでも20分から30分待ちくらいだったので、ここはFPをゲットして先に隣のリビング・ウィズ・ザ・ランドに行くことに。ここはボートに乗って農園をめぐるツアーで、結構我が家のお気に入り。ツアーが終わるとちょうどFPの時間になり、そのまま続けてソアリンへ。これでアナハイム&オーランドのソアリンをこの旅でW制覇。次は、スペースシップ・アースへ。これはEPCOTのシンボルである球体の中をタイムマシンに乗って巡るアトラクションで、なぜか?ムスメのお気に入りなのだった。EPCOTの最後はテストトラックに3人で初めて挑戦した。前回GWにパパ&ママはシングルライドで体験したがムスメはパスだった。しかし今回は、ムスメをうまく誘導して見事チャレンジに成功。乗車中はかなり手に力が入っていたが、終わるといつものように楽しかったね。怖くなかったよ。と強がっていた。これにてEPCOTはおしまい。今度はゆっくり来るぞ!と心に誓いさようなら。ゲートを出てバス乗り場に向かったのだった。
朝食もフードコートで。 買ったものと持込のレトルトごはん |
マジカルエキスプレスのピックアップ案内は この封筒でドアノブに掛けられます! (★クリックで拡大) |
封筒の中の ピックアップ案内書類 (★クリックで拡大★) |
この朝、ホテルを散策しました (→詳しくはホテルアルバムへ) |
EPCOTのオープニングショー | EPCOTのシンボル |
【Tarzan Rocks!見納めのアニマルキングダムへ】
通常はパークからパークに行くバスは無く、一旦ホテルに戻る必要があるのだが、このときはラッキーなことにEPCOTからAKに直接行くバスが出ていた。おかげでAK到着は12:00ちょうど。だいぶ時間を節約できた。
AKでは、まずはゲート前に出ていたキャラたちとグリーティング。ゲート付近のエリアはほぼ一日中キャラがいる印象で、入場または退場時にとても気分よく送り出してくれる。入場後は当然のように最後のTarzan Rocks!へ。13:45と15:15の午後の2回のショーを続けて観賞した。昨日のトラブルも無事に修復したらしく、ターザンとジェーンも見事に宙を舞うことができた。やはり、これでしょう・・・ と思わず頷いていた。また、この日無事にTarzan Rocks!を観賞できたことで、昨日の失敗作のショーが、滅多に見ることができないものを見られたようで得したような気分になってしまうから不思議。
結局、この旅の一番の目的であったTarzan Rocks!は2日間で計4回観賞した。パパはその都度、座席を代えて違う位置からビデオを撮影し、ママ&ムスメは、ステージ前方の席に毎回かじり付くよう観ていた。ショーの最中に出演者が握手をしてくれたり、目が合って微笑んでくれたりしたようで、とても満足できた様子だった。
今回の夏のオーランドで活躍した ミニッツメイドのフローズン・レモネード |
ターザンロックが行われる シアター・イン・ザ・ワイルド |
ママ&ムスメは 前方ステージのすぐ脇の席で観賞 |
【旅の終わりは、ファンタズミック】
ホテルに戻った時刻は16:20。夜はMGMスタジオに行ってこちらのFANTASMIC!を見に行きたかったのだ。1時間ほど部屋でひと休みしていると、外の天気が怪しくなり雨が降り出した。いわゆるスコールで一時はかなり強い降りだった。ホテルのフードコートで軽く夕食を済ませ、ポンチョなど雨具の準備を万全にしてから再出発した。
MGMスタジオに到着したのは18:50。この日のFANTASIMIC!は21:00の予定。まだ少し時間があったので、いままで行ったことがなかったグレート・ムービーライドへ。これは名作映画のハイライトシーンを体験できるライド系アトランクションで一度は乗ってみたらというくらいの感想。この後、「ザ・ライダーズ・ストップ」へ行き、翌日の朝食用にベーグルとマフィンを購入。GWにベーグルなどを買い、気に入ったお店なのだ。ここは、本やスクラップブックのショップだが、コーヒーショップが併設されていて、マフィンやベーグル、デニッシュなどはホテルより安く買うことができる。しかし失敗してしまった。ちゃんと確認しなかったのがいけないのだが、3つ注文して支払いをすませたのだが、テイクアウトの袋には2つしか品物が入っていたいなかったのだ。しかもこういう時に限ってレシートをちゃんと受け取っていなかった。文句を言いに引き返す英語力もないし、たまたま大した金額のものでなかったので今回は仕方ないと諦めたが、やはり英語力がないからこそ、レシートをもらい、レジや梱包の作業をきちんと監視してその場でなにかあればクレームを言うべきだと痛感させられた出来事だった。
依然雨が降り続けていたので、いよいよポンチョを着込んでからFANTASIMIC!の会場に入った。雨のせいか、開演60分前くらいの会場入りだったがGWの時に比べてかなり空いていた。中央付近のほどよい座席を楽々確保でき、ポンチョを着たままひたすら待つ。雨で開演時間の延期や中止の可能性があることが何度もアナウンスされていて微妙な状況だったが、開演が近づくと徐々に雨が小降りに。どうにか定刻で無事にショーが開催されよかった。今回のFANTASIMIC!は、ビデオもカメラも構えずにじっくり観賞し、カリフォルニアのFANTASMIC!との違いを確認しながら楽しむことができた。
これにて今回のWDWもついに終了。22時にはホテルに戻って、パパ&ママは最後のお片付け。ふたりが就寝できたのは結局24時のことだった。
最後の夕食 めずらしく豪勢!? |
MGMのシンボル | 雨の中、ポンチョを着た写真 ファンタズミック観賞へ |
【さよならWDW】
ついに帰国日。空港行きのマジカルエキスプレスのピックアップ指定時刻は3:55。起きたらすぐに出発できるよう昨夜のうちに(といってもほんの3時間前)荷物の準備は完了していたので、3時に起床して身支度だけを整える。外はまだ真っ暗。スーツケースを静かに転がしながら3:30前に部屋を出る。 ホテルのチェックアウトは昨夜MGMから戻ったときにフロントに寄って事前に済ませていた。本来ならチェックインのときにクレジットカードを通しておけば、利用明細が出発日の朝に部屋まで届けられ、明細に間違いがなければフロントに寄らないでそのままチェックアウトするサービス(エキスプレス・チェックアウト)を受けることができる。しかし早朝出発の場合、このサービスがうまく受けられない(明細が部屋に届く前に出発する)ことがあるので、前日にチェクアウトをお願いした。当然、出発前にフロントでチェックアウトすることもできるが、早朝はホテルのスタッフが少なくお客さんが集中すると結構待たされることもあるので、その回避策としても有効だ。
マジカルエキスプレスは、ほぼ定刻にオールスタースポーツに到着し、エントランスの横の各パーク行きのバス停ゾーンに停車した。オーランド到着時にマジカルエキスプレスの受付でもらったバウチャーをドライバーに手渡し、スーツケースをトランクに積んでもらってバスに乗車。乗車時に利用航空会社を訪ねられ、「DELTA!」と答えると初めに着く方のターミナルで降りるように言われた。Bサイド→Aサイドの順に廻ってくれるのだろう。スポーツからは我々の他に、もう1組が乗車。その後、ミュージック、ムービーの各ホテルを連絡して空港へ向かった。4:40にオーランド空港に到着し、ターミナルBで下車した。我が家以外にも、ここでは20人位の乗客が下車した。ドライバーさんにチップを渡たそうと考えていたが、乗客の荷物をトランクから一人で取り出すのに忙しそうで、チップは結局渡たせなかった。
すぐにデルタのカウンターに移動してチェクインの列に並ぶ。カウンターの窓口は4箇所ほど開いてはいたが、なんだかんだ20分ほど待たされる。スーツケースを預けたら、すぐに手荷物検査を受けてトラムに乗り搭乗ゲートのあるターミナルへ移動する。早朝は空港内のショップはファーストフード店以外ほとんど開いていないので、ぶらぶらしても仕方ない。ターミナルに移動後、前日の夜MGMスタジオで購入したマフィンとベーグルで朝食。起床してから2時間が経ち、小腹が減っていたのでちょうどいい軽食になった。その後は、空港内の売店で最後?の買い物。ママはここで恒例となりつつあるディズニーの絵本などを購入。
そうこうしている内にあっという間に搭乗時間となり、我が家3人を乗せたDL1512便は定刻でオーランドを離陸。
さよならWDW、そしてTarzan Rocks!でも、また来年のGWには来てやるぞ!
早朝のフロントは、スタッフも少なく
閑散としている
マジカルエキスプレスの
ロビーで到着を待つオーランド空港にてフライト前に朝食
(MGMで買ったマフィンとベーグル)搭乗は80番ゲートから
デルタ航空の自社運航便です
アトランタ行きの機体はB767-400
ロス〜オーランドの便より大きい
機内でのドリンクとスナックサービス
【アトランタ乗り継ぎでの帰路】
デルタ便の乗り継ぎ地のアトランタ空港までは1時間40分の短いフライトで、ちょうど日本国内で国内線に乗ったくらいの感じ。アトランタ空港は米国でも最大規模の空港ということで初めて利用するのでちょっと心配だったが、事前に下調べをしてあったこともありスムーズに成田行きの搭乗ゲートまで移動できた。大きい空港のわりには、とても移動が簡単で分かりやすい空港だと感じた。アトランタ発成田行きのDL55便も順調に搭乗案内が始まり、ほぼ10:25の定刻にアトランタ空港を出発した。
DL55便のエコノミーの座席は、3−3−3のシート配列。我が家は事前指定で窓側の3席並びを確保していた。この便はB777-200の機体を使っており、エコノミーにもパーソナルモニターが設置されていた。おかげで14時間の長旅の最中に、往路のコリアンエアーでは大型モニターで上映していた「モンスター・イン・ザ・ロウ」と「インタープリター」の2本の映画をじっくり楽しむことができた。また、このデルタ便には日本人乗務員と日本語が話せるCAが4、5人乗務しており、言葉の心配もなく安心できた。デルタは米国系航空会社の中では、日本での知名度はおそらく一番低いと思うが、運賃設定も安く、機内食などのサービスもよくとても満足だった。個人的には、いままで利用したUA、NWよりおススメである(ただしアルコールは有料サービスなので飲みたい人は×)。
翌22日(月)の13:35。ほぼ定刻で成田に到着。ああぁ・・・・着いちゃった。入国検査、バッケージのピックアップ、オレンジパーキングからの車の引渡しを済ませて成田空港を車で出発。ちょうど高速道路も混雑する時間でなく順調に移動ができ、15:40には自宅に無事到着。こうして終わってしまえば、いつもながらあっという間の楽しい7日間の旅であった。
Tarzan Rocks!終了のニュースをきっかけにした今回の旅は、オーランドへは今年2回目、かつアナハイムのDLRの50周年イヤーにあたるということもあり、初のDLR&WDW周遊旅行だった。
【アナハイムDLRについて】
まずちょうど10年ぶりのDLRでは、この10年の間のパークおよびパーク周辺の変化に驚いた。記憶が多少怪しくなってはいるものの、10年前の印象は、40周年のイベントイヤーだったにも関わらず、11月中旬のオフ期だったこともあり人も少なく閑散としてこじんまりというかんじだった。Disney's California Adventure(以下DCA)もなかったし、たしかDisneyland(DL)のゲートの正面は駐車場だった。新婚旅行向けのツアーでディズニーランド・ホテルに宿泊していたが、ホテルからDLに向かう周辺の様子も、ただ道路を渡って駐車場を横切ってゲートまで行くという感じで、華やかな装飾や、イベントイヤーの賑やかさも感じられなかった。オフ期の平日で夜のファンタズミックも開催してなかったし、昼のパレードは時間的にも内容的にもあっさりしていて東京ディズニーランドのの方が断然いいじゃないかという印象だった。
しかし、今回の訪問でその印象はすっかり変わった。東京ディズニーランドが、ディズニーシーのオープンに合わせて東京ディズニーリゾートとして、滞在型リゾートとして周辺整備も含めて生まれ変わったのと同じように、本場のDLRも一新されていた。きっと、10年前のパークも古き良きアメリカって感じで良かったとは思うが、今のDLRは50周年で賑っていることもあり、まさにここが”世界中で一番ハッピーな場所”であることを実感させてくれる場所となっていた。
肝心のパークのアトラクション、パレード、花火の方も10年前の印象を見事に裏切る充実ぶりで、今回の3日間だけで満足してしまうことはなかった。実際に、乗れなかったアトラクションや、もう一度じっくり観たいと思わせるショーやパレードも多かった。いままで、10年前のあまり良くないDLの印象と、近年のWDW訪問での強烈な感激で、つい「アナハイム<オーランド」と決め付けていたが、その思い込みをすっかり見直させられた。また、訪問した期間の気候が、日中こそ暑かったが真夏にしては湿度が低くとても過ごしやすく、朝晩などは涼しいくらいだったこともあり、もし夏休みにアメリカに遊びに来るならオーランドよりもアナハイムだなとも感じた。いずれにせよ、DCA、直営リゾート&周辺モーテル、DTDのそれぞれが魅了的で、リゾート全体としてWDWとは違う楽しみ方が十分でき、また来たい、リピートしたいと思わせられた旅となった。
【オーランドWDWについて】
一方、オーランドは今年2回目(通算3回目)の余裕の旅だったが、とにかくTarzan Rocks!を観るという一番の目的を2日間で4回と無事に果たせた。トラブルがあったステージもあり、見納めとしては尚更印象は深いものとなった。Tarzan Rocks!終了後には別のショーが始まるみたいだし、信憑性は不明だが、TDLにこのTarzan Rocks!の何らかの要素が移設されるとの情報もあり今後の動向にも注目したいと思っている。
今回のオーランド訪問においてもうひとつ特筆すべきは、ママが年パスホルダーの仲間入りをしたということ。この8月の周遊旅を決める前から、来年の5月のGWにもWDWに行くつもりだったので迷わず決断した。また、マジカル・エキスプレスの利用も初めてだったし、これまで出来なかったことが実現できたり新しい発見などもあり、今後も少なくとも年に1回くらいはWDWに訪れたいと思った。
【周遊旅の総括】
この旅は7日間の短い期間での周遊ということで、深夜便を利用したため体力的に非常にハードで、結果的にパーク内でウトウトしてしまう場面が多かったのがちょっと残念だった。したがって、DLR/WDWの周遊に関しての感想としては、やはり何よりもスケジュールに余裕がある中での実行をおススメしたい。深夜便の利用自体は、移動時間の無駄を省けて且つ、ホテル代も1泊分浮かられるので利用価値は大きいと思ったが、できれば移動日は半日くらいはゆっくり休む余裕があればと思った。今回も分かってはいたが、せっかくなのでとオーランドでは2日間で4パーク+DTDを廻ってしまった。スケジュールに余裕があれば、深夜便で節約できた時間をホテルのプールで遊んで過ごすとか、DTDで買い物と食事だけで過ごすような使い方が良いのではと思った。
特にDLRを先に訪問する周遊旅の場合は注意が必要かもしれない。日本から出発でWDWに直接行く場合には、早くとも夕方のオーランド到着となるのでその日ぐらいはあまりハードな予定は組まない(組めない)と思うが、日本からDLRに行く場合には、ロサンゼルスに午前中に十分到着できてしまう。このため、到着日から思いきりパークに行けてしまうので体力的には初日がとてもキツイかった。このあたりの周遊の順番も、全体の日数の余裕とともによく検討することをおススメしたい。しかし一方で、若さ?と体力に自信があれば、5泊7日でもそれなりに周遊旅ができることを、今回の我が家の旅で証明できたとも言えるのかもしれません。
[最終出費の内訳]
項 目 金 額 備 考 【旅費1(航空券&ホテル)】
航空券 \345,900 \115,300@3人(大人、小人同額) PEX航空券:デルタスカイ28 空港利用料ほか \24,990 成田=\2,040@3人、米国=\6,290@3人 ホテル代(アナハイム2泊) 約\77,050 $670.04×約\115、グッドネイバー・マジックパッケージ(3日間パス付き) ホテル代(オーランド2泊) 約\25,730 $99.0/泊×2泊×13%税×約\115
素泊り【旅費2(諸費用)】
WDWパークチケット 約\34,910 $303.53(2日間ホッパー:大人1人、小人1人、TAX含む) WDWパークチケット 約\48,380 $420.68(アニュアルパス:大人1人、TAX含む) DLR/空港間シャトルバン \10,005 $87(往路$40+Chip$2、復路$45) 海外旅行保険 \0 未加入(UCゴールドの付加保険でカバー) 成田空港パーキング代 \3,675 オレンジパーキング7日間 【その他支出】
現金、クレジット \82,350 $704.39+\1,350 (※今回用の成田空港両替は、$356(約4万円)) 合 計 \652,990
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