「おトクなきっぷ」といってもあまりに多種多彩なため、とてもここですべては紹介しきれません。それらはもっと上級者向けのサイト(→おススメはこちらヘ)にお任せすることにして、ここでは、東京在住の管理人が実際に利用するものや検討するものを中心にいくつかご紹介したいと思います。
きっぷを駅で普通に購入してしまう前に、これらの利用が可能かどうか検討してみてください。
******** CONTENTS ******** 1 往復割引乗車券 2 途中下車 3 フリーパス 4 トレン太くん(レール&レンタカー) 5 ぷらっとこだまエコノミープラン
1.往復割引乗車券 |
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ここで紹介する往復割引とは、文字通り往路・復路の乗車券をまとめて購入することで適用される割引きで、乗車運賃が1割引になります。特に学生の場合には、学割との併用もできるため更に2割引きになり、おトク度が高いきっぷとなります。
割引の適用は乗車運賃のみですので、特急券には割引きは効きません。そのため、新幹線など特急券が必要な列車を利用する場合には、特急券と乗車券の合算で考えると実際の割引率は1割未満となってしまいおトク度がけして高いとは言えませんが、片道ずつふつうに正規料金のきっぷを買って乗車することを考えれば、差額で駅弁やお土産代くらいになります。
また、あくまで普通乗車券であるため、ゴールデンウィークや夏休みなどのピーク期でも使用制限なく利用することができ、適用条件さえ満たせば、全国のJRのどこの駅、どこの路線でも購入できることがこの割引きっぷの最大の利点、特徴と言えます。
<<< 主な適用条件(抜粋) >>>
・往復同じ経路で、同じ区間の乗車であること
(往路は太平洋側、復路はのんびり日本海側を遠回りなんていうのはダメです)
・片道の営業キロが601km以上の区間であること
・有効期限内に往復利用すること
(有効期限は800kmまで10日/1000kmまで12日/以降200km毎に2日追加)
601km以上の適用条件というのは厳しく、東京〜大阪間でも営業キロは552.6kmしかありませんので、かなりの長距離移動の場合でないと残念ながらこのきっぷは利用することができません。しかし、旅行又は出張などの際に、適用できる場合には必ず利用したい/知っておきたいきっぷです。
片道 営業キロ |
片道 普通運賃 (a) |
往復割引 運賃 (b) |
往復での 差額 2×(a)-(b) |
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東京−大阪 | 552.6km | \8,510 | 適用なし(\8,510×2=\17,020) | \0 |
東京−新神戸 | 589.5km | \9,030 | 適用なし(\9,030×2=\18,060) | \0 |
東京−西明石 | 612.3km | \9,350 | \8,410×2=\16,820 | \1,880 |
東京−岡山 | 732.9km | \10,190 | \9,170×2=\18,340 | \2,040 |
東京−広島 | 894.2km | \11,340 | \10,200×2=\20,400 | \2,280 |
東京−博多 | 1,174.9km | \13,440 | \12,090×2=\24,180 | \2,700 |
[601km超区間の逆転現象]
往復割引が適用される境界区間前後では、ちょっとして逆転現象が起きます。上表の通り600kmに満たないため往復割引が適用されない「東京−大阪」区間の往復合計運賃は片道運賃の単純に2倍となり\17,020、「東京−新神戸」区間では、同様に\18,060となります。
一方、「東京−西明石」では、往復割引が適用され往復運賃は\16,820となるため、「東京-大阪」、「東京−新神戸」よりもそれぞれ\200、\1,240の差額分だけ距離の長い区間が逆転して安くなります。加えて有効期間についても、600kmを境にして2日の差があります。
つまり、601kmにちょっと足りない区間では割引きが適用される区間までのきっぷを買った方がトクするわけです。
2.途中下車 |
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「途中下車」とは、購入した乗車券に示された出発駅から到着駅までの区間の途中の駅でいったん下車し改札を出ることをいいます。手持ちのきっぷが途中下車が可能なきっぷで、有効期間が残っている場合は、途中下車した駅から同じきっぷで乗車を再開して到着駅まで、残りの区間を乗車することができます。
この途中下車をうまく利用する例として、東京から名古屋・新大阪・岡山の3都市をJRで周遊する場合を考えてみます。この場合、きっぷは一番遠い岡山まで購入しましょう。そして、名古屋でまず途中下車をします。その後、乗車を再開し新大阪へ移動して再びそこで途中下車。大阪でたっぷり遊んで最後に岡山で下車します。結果、途中下車を利用することでこの3区間の乗車が、最初に買った東京−岡山の片道きっぷ1枚(運賃\10,190)だけでできます。
[東京−岡山(名古屋・新大阪経由)の場合の例]
東京−名古屋 名古屋−新大阪 新大阪−岡山 合計 各区間を別々に購入
\6,090 \3,260 \2,940 \12,290 岡山まで通しで購入
途中下車利用東京−岡山(片道運賃) \10,190 \10,190 岡山までを往復で購入
途中下車利用東京−岡山(往復の1/2) \9,170 \9,170
もしも途中下車を利用せずに、東京-名古屋/名古屋−新大阪/新大阪-岡山の3区間のきっぷを別々にきっぷを購入した場合の運賃は、上の表の通り合計\12,290となり、通し切符を買って途中下車を利用した場合の\10,190よりも\2,100も高くなってしまいます。しかもこの例の場合、岡山までのきっぷを往復で購入すれば、前述の往復割引も適用され更にその差額は大きくなることになるのです。
また、途中下車は、きっぷの有効期間内であれば継続使用できるため、それぞれの途中下車した土地で宿泊して翌日以降に乗車を続けることもできます。つまり、この東京-岡山の場合なら普通乗車券の有効期間は片道5日、往復10日あり、私的な周遊旅行はもちろん、複数の地域をはしごするような出張などでもこうしたおトクな利用ができるのです。
ただし、利用上注意が必要なルールがいくつかあります。主なものとして、
・途中下車は、あくまで購入した到着駅までのきっぷと同一経路の区間の途中の駅に限られること
・途中下車した駅よりも手前の駅に戻る方向の乗車はできないこと(バックはできない)
・一部特定の都区市内発着のきっぷの場合は、同一ゾーンの駅では途中下車ができないこと
・途中下車で下車する場合、自動改札でなく有人改札にて検札をうける必要があること
などが挙げられます。
他にも特定の区間に大して、特例のルールなどがありますので、ちょっと複雑な利用方法を検討する場合には、JRや旅行代理店に十分確認されることをおススメします。
また、次のきっぷは途中下車をすることができません(きっぷに途中下車前途無効と記載がされます)。
・片道の営業キロが100キロまでの普通乗車券
・特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券など
・回数券
・大都市近郊区間内(東京・大阪・福岡)のみを利用する場合の普通乗車券
・一部のトクトクきっぷ、ツアー商品などのきっぷ
3.フリーパス |
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フリーパスは、「○○パス」という名称で発売されるフリーエリア内なら乗り放題のきっぷです。有効期間内に列車で数箇所を周遊する場合にお得になるものが多く、有名な「青春18きっぷ」や、土日、3連休に限定されているきっぷなど、特定の条件で上手く利用することで通常料金にくらべて大幅に割安になります。
JRで旅行を計画する場合には、発駅から目的地までの普通きっぷを買う前にこれらのおトクなきっぷを使えないかを確認することをおススメします。(発売されているフリーパスの種類、利用条件などはJR各社のホームページで詳しく紹介されています。)また逆に、これらのおトクなフリーパスをフルに利用して、日本各地を周遊するような旅の計画をしてみるのもよいかもしれません。
一方で、フリーパスの中には日常のJR利用の場面でおトクに使える身近なパスもあります。ここでは通年発売されていて、出発駅と目的駅間の単純往復だけでもトクできるきっぷを2つほど紹介します。日帰りレジャーや普段のちょっとしたお出かけでも活用できるのではないかと思います。
都区内パス [利用条件]
東京23区内の普通列車(快速含む)の普通車自由席が何回でも乗り降り自由。ビジネスやショッピング、デートやレジャーなんにでも使えます。
フリーエリアは、東京23区内のJR各線の下記各駅までの範囲となります。
・総武中央線: (西端)西荻窪〜(東端)小岩
・京葉線 : 葛西臨海公園
・京浜東北線: (北端)赤羽〜(南端)蒲田
・埼京線 : 浮間舟渡
・常磐線 : 金町
・横須賀線 : 西大井[発売期間] 通 年 [有効期間] 1日 [利用期間] 通 年 [発売価格] 大人 \730、小児 \360 [取扱箇所] JR東日本の主な駅のみどりの窓口、びゅうプラザ、提携販売センターおよび営業販売センター。(一部取扱いしていない箇所もあり。) <ポイント>
片道\370以上の区間なら単純往復だけでトクすることになります。
当然エリアの端の駅を利用する場合がおトクで、京葉線の葛西臨海公園に遊びに行く場合を考えてみると、西荻窪から片道\540、金町からで\450掛かります。つまり、単純往復だけでそれぞれ\350、\170もおトクになります。ちなみに葛西臨海公園の場合は、新宿、池袋、渋谷の各駅からでも片道\380掛かりますので都区内パスの方がおトクです。
また、複数の駅を経由すればさらにおトクで、例えば小岩から池袋に行き、品川に寄って小岩に戻ってくるだけで、小岩〜池袋間\380、池袋〜品川間\250、品川〜小岩間\290の合計\920掛かるため、都区内パスの方が\190のトクになります。
特に山手線の外側、特に総武線の東西の外れに近い駅からの利用の場合で、一駅でも途中の駅に立ち寄って帰るケースでは間違いないくおトクになるはずです。
<参 考>
類似のパスとして、「東京フリーきっぷ」があります。これは、都区内パスがJRのみ
がフリーであるのに対して、東京地下鉄(東京メトロ)・都営地下鉄の普通列車(快速
含む)の普通車自由席、都電、都営バス(※深夜バスは除く)も利用することができ
ます。(大人\1580、小児\790)
ホリデー・パス [利用条件]
東京を中心とした首都圏のフリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席、東京臨海高速鉄道(りんかい線)、東京モノレールが乗り降り自由。休日の東京近郊の日帰りレジャーにとても便利です。
フリーエリアは、東京近郊のJR各線の下記各駅までの範囲となります。
・東海道本線: 平塚 ・横須賀線 : 久里浜
・中央線 : 大月 ・青梅線 : 奥多摩
・五日市線 : 武蔵五日市 ・東北線 : 小山
・常磐線 : 土浦 ・高崎上越線: 熊谷
・内房線 : 木更津 ・外房線 : 茂原
・総武快速線: 成田空港
※ただし、東海道新幹線は利用できません。[発売期間] 通 年 [有効期間] 1日 [利用期間] 土・休日および4/29-5/5、7/20-8/31、12/29-1/3の毎日 [発売価格] 大人 \2,300、小児 \1,150 [取扱箇所] フリーエリア内のJR東日本の主な駅のみどりの窓口、びゅうプラザ、提携販売センターおよび営業販売センターおよび東京モノレール羽田空港駅。(一部取扱いしていない箇所もあり。)※りんかい線では取扱いせず。 <ポイント>
都区内パスのもう少し広域版で、且つ、土・休日に限定されたフリーパス。これまた片道\1,160以上の区間なら単純往復だけでトクする計算になることになります。
例えば東京を縦断して、埼玉の熊谷駅から千葉の木更津駅まで利用した場合、通常料金は片道\2,210、往復\4,420なので、単純往復に利用するだけで\2,120もおトクになります。東海道新幹線は利用できませんが、それ以外の東北・山形・秋田・上越・長野新幹線、在来線の特急、急行列車は特急券を購入すれば乗車できますので、東京近郊の日帰りの小旅行やレジャーで大変便利に利用できます。
また、羽田、成田の両空港がフリーエリア内ですので、友人の見送りなどで単純往復するときにも便利です。成田を例にとると、普通運賃は東京駅から片道\1,280、新宿駅から片道\1,450掛かりますので、このパスを利用した方が単純往復だけでそれぞれ\260、\600もおトクになります。
<参 考>
いわゆる類似商品ではありませんが、春&夏休み期間と年末年始期間の期間限
定で1回\2,300円で全国のJR全線が普通列車が1日乗り放題となる5枚綴りきっぷ
(\11,500)が「青春18きっぷ」です。1人で5回利用するのはちょっと大変ですが、グ
ループでの利用もできるため、5人グループなら1回で使い切れますので、こちらも
ホリデーパスと同様に身近なレジャーなどでも上手く使えるかもしれません。
4.トレン太くん(レール&レンタカーきっぷ) |
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トレン太くんは、JRのきっぷやびゅうパック商品(列車と宿泊をセットにしたびゅう商品のみ)の購入の際に、おトクな料金で利用できるJRのレンタカーサービスです。JRのレンタカーの料金設定は昔は高めだったようですが、最近は他のレンタカー会社と遜色ないレベルに安くなってきており、JRを利用して旅先でレンタカーを借りようとする場合には、何より駅前の営業所からすぐに利用できますのでとても便利だと思います。
レンタカーサービスとしてのトレン太くんの面白い特徴として、料金設定に“暦日制”と“時間制”の2つのプランを用意している点が挙げられます。“暦日制”とは、営業所の営業時間を1日とする1日単位の料金設定をいい、“時間制”とは、利用開始から返却までの総利用時間を基準としています。この2つのプラン使い分けることで、利用者は利用の開始時間や返却時間に応じて、おトクで、且つ無駄のないプランを選択することができます。
更におトクなトレン太くんの利用法として、ここで紹介したいのが「レール&レンタカーきっぷ」です。これは、一定の発売条件を満たしていれば、レンタカー同乗者全員のJRの乗車券が20%引、特急券が10%引になるというものです。結果として、トレン太くんでレンタカーをおトクに利用できる上に、きっぷの方も乗車券と特急券の両方の割引きが同乗者全員分受けられますので、“レンタカーの定員に近い多人数で、且つ、JR+レンタカー利用の旅行”をする場合にとてもおトクになります。
この「レール&レンタカーきっぷ」の主な発売条件・制限は以下となります。
・JR線と駅レンタカーを連続した工程で利用し、JR線を通算して201km以上利用する
場合で、最初のJR線を利用し、出発駅から駅レンタカー営業所のある駅まで51km以上
離れていること
・きっぷとレンタカーを同時に購入すること
・片道、往復、連続は問わないが、利用するレンタカー営業所はきっぷの経路上にあること
・ レンタカーの同乗者は同一工程に限る
・ 駅レンタカー営業所駅に到着した後、3日以内(到着日含む)にレンタカーを利用すること
・ 駅レンタカーを返却した後、3日以内(返却日含む)に続きの鉄道を利用すること
・ その他の割引(乗継、往復、学割等)と重複した割引きはできない
・ 新幹線「のぞみ」、グリーン個室、普通車個室、A寝台、A寝台個室、B寝台個室は割引
対象外
・ GW、お盆、年末年始の繁忙期は、JR運賃、料金の割引きはない。レンタカー料金のみ
が割引となる
ちょっと条件・制限が多く思えますが、単純な実践モデルとして、東京−新潟の往復利用のケースで、到着駅の新潟で駅レンタカーを借りたケースを考えてみます。
[東京−新潟(片道営業キロ333.9km)の比較例]
JR乗車券
JR特急券
[新幹線指定席]レンタカー料金1500cc1日
合計
(1人分の料金)通常利用料金
1人分片道\5,460×2
片道\4,810×2
Tレンタカー基本料金
24h \9,450\29,990
レール&レンタカー
1人利用20%引
片道\4,360×210%引
片道\4,320×2トレン太くん
暦日制\6,820\24,180
レール&レンタカー
3人利用同上×3人分
同上×3人分
トレン太くん
暦日制\6,820\58,900
(\19,633)レール&レンタカー
5人利用同上×5人分
同上×5人分
トレン太くん
暦日制\6,820\93,620
(\18,724)
この例の場合では、3人以上になるとレンタカーなしでの新幹線の単純往復料金(\20,540)よりも、レンタカーを借りた場合の方が1人あたりの料金が安くなる計算になります。
特に、往復割引が効かない区間やお得なフリーきっぷがない区間では、条件さえ合えば是非使いたいきっぷだと思いますし、JRと車の両方をうまく使い分けてることで、マイカー旅行の場合の渋滞を避ける効果もあると思います。
5.ぷらっとこだまエコノミープラン |
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「ぷらっとこだまプラン」とは、東海道新幹線こだま号限定の指定列車を利用することを条件とする格安商品(きっぷ)です。「ぷらっとこだまプラン」には、普通指定席を片道利用する「エコノミープラン」の他に、グリーン車に乗れる「グリーン車プラン」、ぷらっとこだま往復利用とホテル宿泊代をセットにした「フリープラン」の3種類があります。いずれも通常料金に比べてかなり格安な料金設定になっていますが、ここでは最も使い勝手がよく、おトク度も大きいと思われる「エコノミープラン」について詳しく紹介したいと思います。
まずは、主な発売区間の通常料金との比較は以下の通りです。
[エコノミープラン通常期の料金比較]
区間(片道)JR通常料金
こだま・指定席料金エコノミープラン
通常期
おトク度東京または品川−静岡
\6,180
\4,500
\1,680(27%OFF)
東京または品川−浜松
\8,070
\6,300
\1,770(22%OFF)
東京または品川−名古屋
\10,580
\7,900
\2,680(25%OFF)
東京または品川−京都
\13,220
\9,800
\3,420(26%OFF)
東京または品川−大阪
\13,750
\10,000
\3,750(27%OFF)
静岡−京都
\9,950
\7,400
\2,550(26%OFF)
浜松−名古屋
\4,810
\3,500
\1,310(27%OFF)
浜松−新大阪
\8,700
\6,800
\1,900(22%OFF)
東海道新幹線の割引きっぷとしては割引率が約20%〜約30%とずば抜けて高く設定されており、利用できればかなりおトクな商品です。
一方、この商品はこだま号のみの利用となるため、東京−大阪間で「のぞみ2時間半」のところが「こだま4時間」。東京−名古屋間ならば、「のぞみ2時間」のところが「こだまが3時間」といった具合に所要時間が掛かるのが最大の欠点と言えます。従って、お急ぎの人や少しでも早く列車を降りたい人には当然不向きです。個人的には、到着後の予定に余裕がありのんびり移動できる場合や、のぞみが止まらない静岡や浜松へ行く時にのぞみ→こだまの乗り換えが面倒な場合の利用をおススメします。駅弁食べながら仲間でのんびり小旅行なんて場合なら、3、4時間の新幹線乗車も悪くはないでしょうから。
なによりも安さが一番のこの商品ですが、ほかの特徴・メリットを挙げると
・年末年始やGW、夏休みも販売され、利用することができる通年商品であること。
(ただし、繁忙期用の料金表が適用され、上記よりおトク度は減ってしまいます。)
・1ドリンク引換券がついてくること。
(ソフトドリンクまたは350cc缶ビールとの引換えが可能です。)
・利用可能なこだま号が上下とも1日約30本と豊富に用意されている。
(ただし、日帰りで早朝、夜間に利用したい場合は選択肢が少ない・・・。)
などあります。
また、所要時間を要すること以外のデメリットとして、この商品が通常のきっぷではなく、JR東海ツアーズの“旅行商品”であるが故に以下のような利用制限があります。
・販売店がJR東海ツアーズとJTB,JTBトラベランドの各支店に限られる。
(駅のみどりの窓口では買えません。)
・当日購入不可(前日の旅行代理店の営業時間内までに購入、発券が必要です。)
・指定列車の指定座席以外の乗車はできない。(後続列車はもちろん、同じ列車の自由席
にも乗ることはできません。)
・指定駅以外での途中下車不可。(東京発着のプランでの品川利用もダメです。)
・原則としてJR東海の専用改札口以外は利用できない。(東京、大阪などで都区内、市内へ
行きたいときは、いったん改札を出て目的地までの乗車券を買う必要がります)
・キャンセルの場合の手数料規定が旅行商品扱いになる。
列挙するとやたらと面倒な制限が多いように思われますが、きっぷではなく“旅行商品”のJR利用クーポンと考えれば、これらは当たり前のことなのでそんなに気にする必要はないかと思います。早めに予定が組めて、当日指定した列車に乗れなくなるリスクが少ないケースでは、個人旅行の場合でも出張の場合でも是非とも利用したい商品(きっぷ)のひとつです。
JR各社のホームページ
JR北海道 JR東日本 JR東海 JR西日本 JR四国 JR九州
JR各社の旅の情報、列車・きっぷの情報はこちらのサイトへ
T&P
とくとくきっぷとプランニングとくとくきっぷの紹介と、旅行のプランニングのページ。各きっぷについてのユーザー評価もある。 私的旅人の時刻表
「時刻表研究所」時刻表に掲載されているルールを中心にきっぷの使い方を詳しく解説されています。 SWA の Web ページ
「交通費節約のヒント」文字どおり、交通費を節約するためのヒントをまとめられており参考になります。
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