目的にあった計画が整理できたら、条件に合うベストな旅を探します。旅行会社のパンフレットやインターネットをフルに利用しましょう。
せっかくの情報社会ですので、可能な限り多くのプランを比較してみましょう。同じような価格設定でも、微妙に内容が異なりますので、吟味して価格と内容に納得できるものを探しましょう。
ここで、前で述べた「旅の目的と条件」が重要になります。つまり、料金が高くても当初の計画に最もマッチしたプランを選ぶか。あるいは、多少計画が異なっても料金が安いプランを選ぶかの判断が必要になる訳です。
ここでは、具体的な旅探しの手段とそのコツを紹介します。是非参考にして、旅探しを楽しんで下さい。
パンフレットを集める/インターネットで旅を検索する
旅の内容を吟味する/旅探しのタイミング
今や旅探しもインターネット中心に移行してきていますが、まだまだ店頭パンフレットも重要なアイテムです。
ネットの場合、旅に関する情報がページのリンクで構成されていますので、ネットに慣れていない人にとっては見たいページにたどり着くのが大変かも知れません。
パンフレットなら、自分でページをめくって、気になったページにマークを付けたりすることも簡単ですから・・・。
また、プロが撮った写真と旅の要点がとてもコンパクトに掲載されていますので、全体のイメージが確認し易く、オプショナルツアーの確認なども含めて、ガイドブック的な使い方ができます。
ネットで旅を探そうと考えていて、パンフレットは不要と思っていたとしても、パンフレットを集めることをお勧めします。
最終的にはゴミにはなるだけかも知れませんが、旅行代金の相場や現地の情報を知る手段として集めておいて損はありません。
以下に、管理人なりのパンフレットの集め方のポイントを紹介します。
1.できるだけ多くの旅行会社のパンフレットを集める |
同じ内容、同じホテルでも当然会社毎に料金や付加サービスが異なります。 |
2.厚い冊子タイプから、1枚もののパンフレットまで広く集める |
パンフレット毎にハネムーン向け、家族向け、エコノミーものなどターゲットの 客層が異なります。取り扱うホテルのランクや価格設定がぜんぜん違います。 |
3.フリープランから、添乗員付きツアーまで種類を限定せずに集める |
時間の自由がきかない添乗員付きツアーよりも、フリープランに絶対に外せない オプショナルツアーだけを付けた方が安くなる場合も。 |
4.早めにパンフレットを集めた場合は、直前にもう1回集める |
出発間際に「○月限定」とか「○休み限定」などの 格安な企画ものがよく登場します。 |
この収集方法を実践すると膨大なパンフレットの山ができます。
全部大事に取っておく必要はありません。一読してみて、要らないと判断できものはどんどん捨てましょう。
ちょっとでも気になったものだけを参考に残しておけばいいのです。(必要なページだけ切り取っておくだけでも十分です。)
とにかく自分がこれから選ぶ旅の情報収集に活用しましょう。これにより、まったく候補に考えていなかったところから、思いがけない格安プランが見つかったり、旅行先での新たなオプションの発見があるかもしれません。
そして、何よりも「トクする旅」を目指すのであれば、おトク度の評価・比較するためにも各旅行会社の基本プランの内容と値段を知っておく必要があります。
とにかくネットで調べて比較する。これが基本となります。
国内宿泊であれば、「楽天トラベル」や「じゃらんネット」などの専門の予約サイトの検索機能を利用すると簡単にたくさんの比較ができます。(同様に、海外ホテルについても、たくさんの専門の予約サイトがあります。)
最終的に最安値のプランを見つけるコツとしては、候補を数箇所に絞ってから以下を確認しましょう。
1.必ず複数の予約サイトを利用して検索する
同じホテルに同じ条件で宿泊する場合でも、予約サイトによって、取り扱っている宿泊プランや価格設定が違うことがあります。必ず確認しましょう。
2.宿泊先が開設しているホームページを確認する
宿泊先によっては、直接その宿に予約申込をした方がおトクな限定プランなどを用意している場合があります。(当日限定プランなどのキャンペーン商品)予約サイトだけでなく、ホテルのホームページを必ず確認しましょう。
3.同じ価格の候補が複数ある場合には、支払い条件で決める
現金払いのみのホテルより、クレジットカードや旅行券が使えるホテルを選びましょう。
4.同じ価格の候補が複数ある場合には、可能な予約方法で決める
ホテルやツアーが決まっても、どういう方法で宿泊予約をするかによって、受けられる特典が変わってきます。各種ポイントの獲得などの特典を利用できる予約方法を使えるかどうか、確認して見ましょう。詳しくは、管理人の実践レポートを参照願います。
[国内宿泊/ツアー]
楽天トラベル
国内最大級の宿泊予約サイト。ビジネス利用から私的旅行まで幅広く利用できる。
利用額に応じて楽天スーパーポイントが付与される。
海外向けの航空券、ホテル、ツアーなども取扱う。じゃんらんネット
日本国内のホテル・旅館など約6800軒をオンライン予約できる。
宿泊代の5%が利用ポイントとして還元され、次回以降の支払いに利用可能。トクー!トラベル
宿泊先との独自の提携により、最大99%OFFの衝撃価格を展開。前日・当日の直前予約において、特にその威力を発揮。各種マスコミでも紹介されている。
阪急交通社
新聞掲載でおなじみ。シーズンごと、行き先ごとの企画ツアー商品は特に安い。観光付ツアー商品、添乗員同行ツアーなどが得意。海外ツアーも豊富。
JTB
ご存知最大手のJTB。宿泊のみから、ツアー、航空券まで、国内外を問わず広くカバー。予約サイトも充実しており、空席・料金確認はもちろん、宿泊施設の情報や観光情報のチェックにも利用したい。 atour(エーツアー)
「atour」はANAセールス(株)が提供するANAの旅行 サイト。ANAスカイホリデー・ANAハローツアーの国内・海外のツアーの予約が可能。ANAマイレージクラブ会員限定特選ツアーなどもある。
[海外ホテル/航空券/ツアー]
エイビーロードネット
海外ツアー、海外航空券を中心とした検索サイト。取扱い旅行会社の数が多く、比較調査には外せない。思わぬ掘り出し物が見つかるかも。
エイチ・アイ・エス
海外格安航空券、海外格安ツアーの老舗的存在。特に期間限定の独自ツアー商品の安さはピカイチ。
PEX航空券は、24時間空席照会、予約が可能で調べやすい。etour(イーツアー)
格安からPEXまで海外航空券ならイーツアー。取扱い航空券の種類が豊富で、情報提供も早い。
アルキカタ・ドットコム
「地球の歩き方」のオンラインサイト。海外向け航空券、ツアー、ホテル手配を専門に取り扱う。
SKYGATE
ソニーグループのオンライン総合旅行会社。
格安航空券、格安ホテルの検索、予約が容易。
1.料金の吟味
料金は必ず支払い総額で比較検討しましょう。
基本料金が一番安くても、子供割引きがなかったり、オプションが高かったりして、支払い総額では一番高くなるなんてこともあります。
2.内容を吟味
特にツアーの場合、よく内容を吟味しましょう。以下に内容毎のポイントを紹介しますが、ここでの要点は、自分にとって「必要なもの/都合がよいもの」が「妥当な価格」で用意されているかが重要になります。
@ホテルは指定できるか。
泊まりたいホテルがある場合はもちろん。例え、ホテルに拘らない場合でも、指定できないよりは、できた方が良いです。なぜなら、指定ができて、事前に宿泊ホテルが分かっていれば、出発前にホテルの施設や近くの街の様子を調べておくことができ役立つはずです。
A列車や航空機の出発・到着時間は指定できるか。
出発・到着の時間が分かれば、その前後の予定が立てやすくなります。
午前か、午後か、夕方か時間帯も選べないようなプランでは、移動日のスケジュールが出発直前まで立てられません。
B食事の有無・価格設定は妥当か。
食事付きの旅を予定してる場合、大きな都市に旅するのであれば旅先でレストラン探しに困ることはありませんので、食事分の追加料金をよく考えてみましょう。1食あたりの食事代として割高ならば、食事なしでの申込んだ方がおトクではないでしょうか。特に、朝食などは、ホテルで食べても定番の朝食メニューの場合が多いですから、近くのコンビニやファーストフードで軽く済ませるのも手かもしれません。
ただし、不慣れな海外や、近くに食事処がなさそうな地域に出掛ける場合は、お店探しに困ることがありますので注意して下さい。
C送迎の有無・価格設定は妥当か。
国内のツアーならだいたい送迎が付きますが、海外のツアーではホテルと航空機の手配だけで、送迎は別料金のオプションとなる場合があります。こんな時は、空港からホテルまでの移動手段を自分で調べてみましょう。行き先にもよりますが、都市部の有名な観光地区ならば移動手段は充実しているはずなので、現地のバスや電車を利用して自分で移動すれば安く済ませることができるでしょう。(人数がまとまれば、タクシーでも安く上がると思います。)
3.まとめ
料金と内容を吟味したら、最後の決断です。とにかく一番安い旅を選ぶのか、少し高くても一番内容が充実した旅を選ぶのか、或いは、その中間があなたにとってベストなのかも知れません。料金と内容、そして後で紹介する各種特典によるおトク度について、自分が十分に納得できた旅に決めましょう。
旅探しのタイミングも重要です。連休や土日のように混雑が予想される場合は、出発日の間際の手配はまず難しいでしょう。休みの都合で旅の出発日が限定されている場合には、価格と内容に納得できるものを見つけたらまずは予約を入れてしまいましょう。
旅行会社を通じての手配ならば、通常国内旅行で21日前まで、海外旅行でも31日目まで(GW、年末年始等は異なる)は取り消し手数料は無料です。
つまり、予約時に一度申し込み金を払い込む必要がありますが、期日までのキャンセルならば全額返金されます。
早々とひとつ候補の旅を抑えておいて、キャンセル料が発生する期日までに更によい旅が見つかれば、そのとき乗り換えればいいのです。